自動売買(EA)とは、あらかじめ決められた取引ルールによって自動で売買を行うシステムのことです。チャートに張り付く必要がなく、メンタルに左右されずにトレードできるといったメリットがあります。
海外FXで自動売買を使えば、FX取引する時間がない方やFX初心者の方でも、利益を出すチャンスが広がります。
しかし、海外FX業者によって自動売買の利用を禁止していたり、取引環境が悪く稼ぎづらかったりする場合があります。そのため、自動売買で安定した利益を出すには優秀なEAを選択するだけでなく、稼ぎやすい海外FX業者を利用することが大切です。
本記事では、海外FXで自動売買(EA)運用におすすめの業者や優秀なEAの特徴を解説します。海外FXで自動売買の運用を考えている方は参考にしてください。
海外FXで自動売買(EA)運用におすすめの業者
海外FX業者 | 特徴 |
---|---|
XMTrading | KIWAMI極口座は低コストで取引できる 条件を満たせばVPSを無料で利用可能 豪華なボーナスキャンペーンあり |
Exness | 最大レバレッジが無制限 取引コストが安い ロスカット水準が0% |
TitanFX | スプレッドが狭い 約定スピードが早い レバレッジ制限がなく大口取引にも対応 |
海外FXで自動売買(EA)運用におすすめの業者比較表一覧【2024年最新】
数ある海外FX業者の中でも、自動売買(EA)運用におすすめの業者を比較表にまとめました。業者によってスプレッドや約定力などのスペックが異なるので、まずは以下の一覧表から気になる業者をピックアップしてみましょう。
海外FX業者 | 自動売買(EA)の利用 | スプレッド | 約定力 | VPSの提供 |
---|---|---|---|---|
XMTrading | 制限なし | 1.1pips〜 ※KIWAMI極口座のUSDJPY | 高い | あり |
Exness | 制限なし | 0.1pips〜 ※プロ口座のUSDJPY | 高い | あり |
TitanFX | 制限なし | 0.0pips〜 ※Zeroブレード口座のUSDJPY | 高い | あり |
AXIORY | 制限なし | 0.3pips〜 ※ナノ・テラ口座のUSDJPY | 高い | なし |
FXGT | 制限なし | 0.1pips〜 ※ECN口座のUSDJPY | 中程度 | あり |
ThreeTrader | 制限なし | 0.07pips〜 ※Rawゼロ口座のUSDJPY | 中程度 | なし |
海外FXで自動売買(EA)の運用におすすめの業者比較ランキング
海外FX業者 | 特徴 |
---|---|
XMTrading | KIWAMI極口座は低コストで取引できる 条件を満たせばVPSを無料で利用可能 豪華なボーナスキャンペーンあり |
Exness | 最大レバレッジが無制限 取引コストが安い ロスカット水準が0% |
TitanFX | スプレッドが狭い 約定スピードが早い レバレッジ制限がなく大口取引にも対応 |
AXIORY | 約定力の高さが業界トップクラス スプレッドが狭い 信託保全採用で安全性が高い |
FXGT | 仮想通貨のEAに最適 条件を満たせばVPSを無料で利用可能 豪華なボーナスキャンペーンあり |
ThreeTrader | 業界最狭水準のスプレッド 取引手数料は1ロットあたり往復4ドル スキャルピングEAに最適 |
本記事で紹介する自動売買(EA)の運用におすすめの海外FX業者は上記のとおりです。1位から順番に見ていきましょう。
第1位 XMTrading
自動売買(EA)の利用 | 制限なし |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
平均スプレッド | 1.1pips〜 ※KIWAMI極口座のUSDJPY |
約定力 | 高い |
ボーナスキャンペーン | あり |
VPSの提供 | あり |
XMTradingは日本人に人気がある海外FX業者です。最大レバレッジ1,000倍・豪華なボーナスキャンペーンが特徴で、初心者でも始めやすい環境が揃っています。
自動売買の利用を全面的に認めており、制限も一切ありません。自動売買運用に重要な約定力も高く、平均約定力99.98%、全注文の99.35%が1秒以内に執行されます。
XMでは自動売買で必須とも言えるVSPを以下2つの条件を満たすことで、無料で利用可能です。
- リアル口座の残高が1,000ドル相当以上ある(ボーナスは含まない)
- 1か月に最低5スタンダードロットの取引をしている
XMはスプレッドの広さがデメリットですが、2022年に誕生したKIWAMI極口座を利用すれば、低スプレッド・手数料無料で取引できまます。XMのKIWAMI極口座は、スキャルピングのような短期売買タイプのEAであっても、最大限の性能を発揮できるでしょう。
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第2位 Exness
自動売買(EA)の利用 | 制限なし |
最大レバレッジ | 無制限(21億倍) |
平均スプレッド | 0.1pips〜 ※プロ口座のUSDJPY |
約定力 | 高い |
ボーナスキャンペーン | なし |
VPSの提供 | あり |
Exnessは無制限レバレッジを使って取引できる海外FX業者です。透明性・安全性が高く、優れた取引環境を提供していることから、自動売買を始めるにも最適なブローカーと言えます。
高いレバレッジと低スプレッドで取引できるため、自動売買を使ったハイレバスキャルピングがおすすめです。また、Exnessはロスカット水準が0%に設定されており、急な価格変動に対応しづらい自動売買でも含み損に耐えやすいです。
Exnessでは自動売買に欠かせないVPSを以下2つの条件を満たすことで、無料で利用できます。
- アカウント全体で1,000ドル相当以上の残高がある
- 500ドル相当以上の残高かつ直近30日間の取引量が合計50万ドル相当額以上
Exnessには5つの口座タイプがあり、どの口座タイプを利用しても低コストで取引できます。その中でもスリッページが発生しない「即時約定」を選択できるプロ口座が自動売買運用に最適でしょう。
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第3位 TitanFX
自動売買(EA)の利用 | 制限なし |
最大レバレッジ | 500倍 ※Zeroブレード口座 |
平均スプレッド | 0.0pips〜 ※Zeroブレード口座のUSDJPY |
約定力 | 高い |
ボーナスキャンペーン | なし |
VPSの提供 | あり |
TitanFXは2014年に設立された海外FX業者で、スプレッドの狭さや約定力の高さに定評があります。常時開催のボーナスはないですが、取引環境が優れていることから、特に中級者・上級者から人気の高いハイスペック業者です。
最大レバレッジは500倍と決して高くないですが、証拠金残高によるレバレッジ制限がありません。そのため、自動売買で大口取引する場合でも常に500倍のレバレッジを使えます。
TitanFXでは自動売買に欠かせないVPSを以下3つの条件を満たすことで、無料で利用できます。
- リアル口座を開設し本人確認が完了
- 1ヶ月間で5ロット以上取引する
- 残高が60万円以上
TitanFXには3つの口座タイプがありますが、中でもZeroブレード口座は最低0.0pipsの狭いスプレッドで取引でき、自動売買の運用にも最適です。特にゴールドのスプレッドは業界最狭水準なので、ゴールド専用の自動売買を利用する場合にはTitanFXがおすすめです。
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第4位 AXIORY
自動売買(EA)の利用 | 制限なし |
最大レバレッジ | 500倍 |
平均スプレッド | 0.3pips〜 ※ナノ・テラ口座のUSDJPY |
約定力 | 高い |
ボーナスキャンペーン | なし |
VPSの提供 | なし |
AXIORYは高い約定力と狭いスプレッドが特徴の海外FX業者です。常時開催のボーナスはないですが、取引環境が優れていることから、中級者・上級者から人気を集めています。
VPSなど自動売買関連のサービス提供はありませんが、自動売買を使うのに最適な環境が整えられています。公式サイトでは「約定率99.9%」と記載されており、毎月の約定スピードやスリッページ率が公開されています。
約定力の高さを活かして、スキャルピングのような短期取引タイプの自動売買にも最適です。中でもナノ・テラ口座は狭いスプレッド&往復1ロット取引あたり6ドルの取引手数料と、狭いコストで取引できます。
さらに、AXIORYは海外FX業者では珍しく「信託保全」を採用しています。万が一、業者が倒産しても預けた資金が全額戻ってくるので、業者としての安全性や信頼性も高いです。
第5位 FXGT
自動売買(EA)の利用 | 制限なし |
最大レバレッジ | 1,000倍 |
平均スプレッド | 0.1pips〜 ※ECN口座のUSDJPY |
約定力 | 中程度 |
ボーナスキャンペーン | あり |
VPSの提供 | あり |
FXGTは仮想通貨FXに力を入れている海外FX業者です。FX通貨ペアに加えて、ビットコインやイーサリアムといった仮想通貨銘柄も最大レバレッジ1,000倍で取引できます。
FXGTは豪華なボーナスキャンペーンが特徴で、15,000円の口座開設ボーナスと3段階式の入金ボーナスが常時開催中です。1円も入金することなく自動売買を運用できるのはFXGTの特徴です。
FXGTでは自動売買に欠かせないVPSを以下3つの条件を満たすことで、無料で利用できます。
- 最低初回口座資本が3,000ドル相当額
- 最低月間取引量が5GTLot(=50万通貨)
なお、取引コストが安いPRO口座・ECN口座は口座開設ボーナスや入金ボーナスが受け取れません。ボーナスを使って試しに自動売買を運用してみたい方はスタンダード+口座、ボーナスよりも取引コストを重視したい方はECN口座の利用がおすすめです。
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第6位 ThreeTrader
自動売買(EA)の利用 | 制限なし |
最大レバレッジ | 500倍 |
平均スプレッド | 0.07pips〜 ※Rawゼロ口座のUSDJPY |
約定力 | 中程度 |
ボーナスキャンペーン | なし |
VPSの提供 | なし |
ThreeTraderは海外FX業者の中で最も狭いスプレッドで取引できる海外FX業者です。中でもRawゼロ口座の米ドル円・ユーロドルのスプレッドは0.07pipsと、国内FX業者並みに狭くなっています。
最大レバレッジは500倍と低めですが、1ロットあたり4ドル(円建て口座は400円)の取引手数料は海外FX業者のECN口座の中でも最安です。
VPSなど自動売買関連のサービス提供はありませんが、圧倒的な低コストで取引できるなど、自動売買を使うのに最適な環境が整っています。約定力にやや不安がありますが、ThreeTraderではスリッページがサーバーの原因によるものであれば、損失が補填される仕組みになっているため安心です。
スキャルピングタイプの自動売買や大きなロットで運用したい場合は、取引コストが安いThreeTraderのRawゼロ口座がおすすめです。
海外FXの自動売買(EA)とは?
まずは、海外FXの自動売買がどのようなものかについて解説します。
海外FXの取引には自動売買(EA)と裁量取引がある
- 自動売買(EA):あらかじめ決められた取引ルールに従って、システムが自動で売買する
- 裁量取引:トレーダー自身の判断に基づいて、その都度自分で売買する
海外FXの取引には、大きく「自動売買(EA)」と「裁量取引」があります。
裁量取引ではテクニカル分析やファンダメンタルズ分析などを行いながら、トレーダー自身の判断で、その都度売買します。相場を分析する時間や価格を予測する知識・経験が必要になる手法です。
一方、自動売買はシステムが自動で売買を行うため、一日中チャートに張り付く必要がありません。優秀な自動売買を選定することが前提ですが、FXに関する知識・経験がない方でも利益を出せる可能性が十分あります。
どちらの取引方法にもメリット・デメリットがありますが、忙しくて取引する時間がない方や、FX経験が少ない初心者の方には自動売買の利用がおすすめです。
海外FXの自動売買(EA)には無料と有料がある
無料EA | 利用できるFX業者が限定的 利用条件として口座開設や入金を要求される |
有料EA | どの業者でも利用できる 詳細情報が公開されている |
自動売買には無料と有料があり、それぞれ上記のような違いがあります。
無料EAを利用する場合、サイト経由で指定された業者の口座開設・入金が条件になっている場合が多いです。そのため、自分が利用したい海外FX業者を利用できない可能性があります。
一方、有料EAは基本的にどの業者でも利用できるといった特徴があります。さらに、バックテストやフォワードテストなどの詳細情報が公開されていることが多く、EAの性能を確認しやすいです。
海外FXで自動売買(EA)を利用するメリット
海外FXで自動売買(EA)を利用するメリットは上記の5つです。1つずつ見ていきましょう。
チャートに張り付く必要がない
海外FXで自動売買(EA)を利用するメリット1つ目は、「チャートに張り付く必要がない」ことです。
自動売買は一度設定さえしてしまえば、あとは条件に従って自動的に注文を行います。そのため、裁量取引のようにチャート画面を気にする必要がありません。
また、値動きが大きくなりやすい日本時間の深夜〜早朝に起きていなくても、自動売買を利用すれば利益を生み出すチャンスを逃しません。
仕事や家事などでチャートを見る時間がない方でも、取引チャンスを得られるのは自動売買の大きなメリットです。
メンタルに左右されないトレードができる
海外FXで自動売買(EA)を利用するメリット2つ目は、「メンタルに左右されないトレードができる」ことです。
FX取引をはじめとする投資では、手法だけでなくメンタルも損益に大きく影響します。特に含み損を抱えているときは、冷静な判断ができないトレーダーが多いです。
一方、自動で取引を行う自動売買ならメンタルに左右されず淡々とトレードを繰り返せます。無駄な損失を回避できるため、結果的に利益を出しやすくなるでしょう。
分散投資できる
海外FXで自動売買(EA)を利用するメリット3つ目は、「分散投資できる」ことです。
分散投資とは、複数の投資対象に資金を分けて運用することでリスクを分散させる手法です。投資の基本とも言われており、分散投資することで、ある投資が失敗しても他の投資をカバーできます。
裁量取引で分散投資をする場合、複数の銘柄を同時に分析する必要があり、手間がかかります。
一方、自動売買なら複数のストラテジー(運用戦略)・通貨ペアを組み合わせるだけで、分散投資が可能です。
FX初心者でも利益を出しやすい
海外FXで自動売買(EA)を利用するメリット4つ目は、「FX初心者でも利益を出しやすい」ことです。
裁量取引で利益を出すにはチャートを使った「テクニカル分析」や市場動向や政策を予測する「ファンダメンタルズ分析」が必要になります。
また、FXで安定した利益を出すには、トレード経験を積むことも大切です。
しかし、FX初心者が専門的な知識や経験をすぐに蓄積するのは難しいです。その点、優秀な自動売買さえ選ぶことができれば、FX初心者でも利益を出しやすくなります。
VPSを無料で提供している業者が多い
海外FXで自動売買(EA)を利用するメリット5つ目は、「VPSを無料で提供している業者が多い」ことです。
VPSとは、世界中どこからでも遠隔操作が行える仮想コンピューターシステムです。
VPSを利用すれば、パソコンの起動や取引ツールへのログインをせずとも自動売買を運用することができます。さらに、高速通信・高い約定力が実現できるので、自動売買を運用する上ではVPSの利用が欠かせません。
基本的にVPSは有料のサービスですが、海外FX業者の中には条件を満たせば無料で利用できるところもあります。余計なコストをかけたくない場合は、VPSを無料提供している海外FX業者を選ぶのがおすすめです。
海外FXで自動売買(EA)を利用するデメリット
海外FXで自動売買(EA)を利用するデメリットは上記の3つです。1つずつ見ていきましょう。
成績の悪いEAが多く必ず稼げるとは限らない
海外FXで自動売買(EA)を利用するデメリット1つ目は、「成績の悪いEAが多く必ず稼げるとは限らない」ことです。
自動売買はあくまで自動で売買を行うシステムです。そのため、運用戦略や相場によっては損失が発生する可能性があることは忘れてはいけません。
数ある自動売買の中には、詐欺まがいのものもあります。「必ず儲かる」「放置しているだけ誰でも稼げる」といった言葉で誘惑し、高額で自動売買を売りつけようとする販売者も少なくありません。
自動売買の成績が悪ければ、購入費用と投資の元手がどちらも無駄になってしまいます。初めて自動売買を購入する場合は、無料もしくは安価なものから試すのが良いでしょう。
急な価格変動に対応できない
海外FXで自動売買(EA)を利用するデメリット2つ目は、「急な価格変動に対応できない」ことです。
自動売買はあらかじめ決められたシステムによって取引を行います。そのため、新型コロナウイルスの拡大や戦争といった、世界経済に大きな影響を与える事件や災害などの異変には察知できません。
相場の急変によって自動売買が対応できない場合、いくら優秀な自動売買であっても大きな損失に繋がってしまう可能性があります。1回の失敗で取り返しのつかない損失が出る可能性もゼロではありません。
そのため、急な価格変動により相場が大きく荒れた場合は、自動売買の稼働を一時的に止めるなどの対策が必要です。
初期費用がランニングコストがかかる
海外FXで自動売買(EA)を利用するデメリット3つ目は、「初期費用やランニングコストがかかる」ことです。
自動売買の多くは有料で、取引の元手とは別に自動売買の購入費用が必要になります。自動売買の価格は無料〜100万円以上するものまで様々です。
また、自動売買を毎日24時間稼働させるためには、VPS(仮想サーバー)の契約が欠かせません。条件付きでVPSを無料で利用できる業者もありますが、条件を満たせない、もしくはVPSを提供していない業者を利用する場合は、別途サーバー会社との契約が必要になります。
このように、自動売買の運用は裁量取引と比べて、コストがかかりやすい点はデメリットと言えます。
自動売買(EA)におすすめの海外FX業者を選ぶ際のポイント
自動売買(EA)におすすめの海外FX業者を選ぶポイントとして上記3つが挙げられます。効率的に利益を上げるために重要なポイントなので、頭に入れておきましょう。
自動売買(EA)の利用が認められている
1つ目のポイントは、「自動売買(EA)の利用が認められている」ことです。
海外FX業者のほとんどは自動売買の利用を認めていますが、中には禁止している業者もあります。禁止されているにも関わらず、自動売買を利用してしまうと、規約違反としてペナルティが課せられてしまいます。
例えば、「iFOREX」は、利用規約で自動売買の利用を禁止している海外FX業者です。
取引コストが安い
2つ目のポイントは、「取引コストが安い」ことです。
自動売買取引でも裁量取引と同じようにスプレッドや取引手数料などのコストがかかります。スプレッドや取引手数料は取引毎に必ずかかるコストなので、当然安い方が利益を出しやすいです。
自動売買を使う場合、裁量取引よりもチャンスが増える分、取引回数も増える傾向にあります。スプレッドが狭く取引手数料が安い業者を使う方が、トータルのコストを抑えられます。
特にスキャルピングのような短期取引タイプの自動売買では、取引コストが損益に与える影響が大きいです。自動売買で効率的に利益を出すためにも、できるだけスプレッドと取引手数料を合わせたトータルコストが安く済む海外FX業者を選びましょう。
約定力が高い
3つ目のポイントは、「約定力が高い」ことです。
約定力とは、売買を成立させる力のことで、主に約定率や約定スピードから判断します。
約定力が高ければ、思い通りの価格で注文が確定するため、ストレスなくトレードできます。一方で、約定力が低いFX業者を利用するとチャンスを逃したり、不利な位置で注文が確定してしまったりする可能性があります。
約定力は取引コストのように目に見えませんが、効率的に利益を出すには重要な指標です。自動売買で海外FX業者を選ぶ際は、できるだけ約定率や約定スピードを公式サイトで公表している業者を選びましょう。
海外FXで優秀な自動売買(EA)の特徴
数ある自動売買(EA)の中でも、優秀な自動売買には上記のような特徴があります。1つずつ紹介するので、自動売買選びの際は参考にしてください。
成績グラフが右肩上がりに伸びている
1つ目の特徴は、「成績グラフが右肩上がりに伸びている」ことです。
成績グラフとは、その自動売買を使った場合、過去にどのくらいの成績が出ていたのかを確認できるグラフのことです。右肩上がりに伸びていれば利益が出ていることになります。
成績グラフが結果的に上昇している場合でも、上下の変動が大きい自動売買はリスクが高い取引になりやすいです。緩やかでも右肩上がりに伸びている自動売買の方が、大きな損失を抱えるリスクが低く、安定した利益が期待できます。
総取引回数が1,000回以上ある
2つ目の特徴は、「総取引回数が1,000回以上ある」ことです。
総取引回数は自動売買の信頼性を示す指標になります。どんなに直近で利益が出ている自動売買でも、総取引回数が少なすぎる場合は信頼性が低いです。
また、長い期間安定した成績を残しているのかも重要です。3ヶ月程度の短期間で大きな利益が出ていたとしても、たまたま検証した時期が良かっただけかもしれません。
確実性を高めるためにも、年間100回以上、10年間で1,000回以上の取引回数がある自動売買を選ぶと安心でしょう。
最大ドローダウンが小さい
3つ目の特徴は、「最大ドローダウンが小さい」ことです。
最大ドローダウンとは、期間内の最大利益からの下落率を示す指標のことです。最大ドローダウンを見ることで、その自動売買を使った際に最大でどのくらいの損失が発生したのかが分かります。
例えば、資金100万円から自動売買を運用を開始し、一時的に資金が80万円まで落ち込んだタイミングがあったとすると、最大ドローダウンは20%となります。これが50万円まで落ち込んでいたら最大ドローダウンが50%となりますが、ドローダウンは低い方が安全です。
もしも成績グラフが右肩上がりでも、最大ドローダウンが高いと運用途中で残高が0になり、運用を続けられなくなる可能性があります。安定した運用を継続するためにも、最大ドローダウンが小さい自動売買を選ぶようにしましょう。
PF(プロフィットファクター)が高い
4つ目の特徴は、「PF(プロフィットファクター)が高い」ことです。
PF(プロフィットファクター)とは、いかに効率よく利益を生み出せるかを示す指標のことです。「総利益額 ÷ 総損失額」で求めることができます。
PFは1以上なら利益が出ている状態、1未満の場合は損失が出ていると捉えられます。一般的にPFの値が大きいほど、利益率の高い優れた自動売買です。
総利益・総損失 | PF |
---|---|
A:総利益200万円・総損失100万円 | 200 ÷ 100 = 2.0 |
B:総利益500万円・総損失400万円 | 500 ÷ 400 = 1.25 |
例えば上記2つの自動売買があった場合、どちらも総利益額は100万円ですが、PFの値に違いがあります。Aの自動売買の方が、効率的に利益を上げているため優秀と言えます。
最低でもPFが1.3以上ある自動売買を選ぶのが良いでしょう。
海外FXで自動売買(EA)取引する際の注意点
海外FXで自動売買(EA)取引をする際の注意点は上記2つです。それぞれ順番に見ていきましょう。
小さいロットから運用を始める
1つ目の注意点は、「小さいロットから運用を始める」ことです。
自動売買は必ず儲かるとは限りません。損失リスクを抑えるためにもまずは小ロットから運用を始めることが大切です。
仮にデモ口座での成績が良かったとしても、リアル口座に移行した途端、稼げなくなることもあります。リアル口座とデモ口座では、スプレッドや約定力に違いがあることが主な原因です。
まずは、安定して利益を生み出せると判断できるようになってから、徐々にロット数を増やしていきましょう。
自動売買(EA)の設定を定期的に見直す
2つ目の注意点は、「自動売買(EA)の設定を定期的に見直す」ことです。
自動売買は放置しても取引できるのは魅力ですが、利益を効率的に生み出すためには、自動売買の設定を定期的に見直す必要があります。
為替相場は常に変化するものであり、今まで利益を出せていた自動売買であっても、相場の変化によって急に利益が出なくなる可能性もあります。できれば毎日、少なくとも1週間に1回はトレード状況を確認し、相場の変化に応じてシステムを見直すことが大切です。
また、長い間運用し続けても想定していたパフォーマンスを大きく下回る場合は、思い切って自動売買を変更するという決断も必要でしょう。
海外FXの自動売買(EA)に関するよくある質問
海外FXの自動売買(EA)におすすめの業者比較ランキング まとめ
本記事では、海外FXの自動売買(EA)におすすめの業者を比較ランキング形式で紹介してきました。
自動売買はチャートに張り付く必要がなく、メンタルに左右されずにトレードできるといったメリットがあります。海外FXで自動売買を使えば、FX取引する時間がない方やFX初心者の方でも、利益を出すチャンスが広がります。
海外FXで自動売買(EA)を利用してみたい方は、本記事で紹介したおすすめ業者の中から気になる業者をいくつかピックアップして口座開設しましょう。
海外FX業者 | 特徴 |
---|---|
XMTrading | KIWAMI極口座は低コストで取引できる 条件を満たせばVPSを無料で利用可能 豪華なボーナスキャンペーンあり |
Exness | 最大レバレッジが無制限 取引コストが安い ロスカット水準が0% |
TitanFX | スプレッドが狭い 約定スピードが早い レバレッジ制限がなく大口取引にも対応 |
AXIORY | 約定力の高さが業界トップクラス スプレッドが狭い 信託保全採用で安全性が高い |
FXGT | 仮想通貨のEAに最適 条件を満たせばVPSを無料で利用可能 豪華なボーナスキャンペーンあり |
ThreeTrader | 業界最狭水準のスプレッド 取引手数料は1ロットあたり往復4ドル スキャルピングEAに最適 |
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