海外FXの法人口座おすすめ比較ランキングTOP8|税金の違いやメリット・デメリットを解説

海外FXの法人口座おすすめ比較ランキングTOP10|税金の違いやメリット・デメリットを解説

海外FXはハイレバレッジや豪華なボーナスキャンペーンが魅力ですが、個人口座で大きな利益を得ると税金が高くなるというデメリットがあります。個人口座での最大税率は55%(所得税+住民税)で、国内FXの20.315%を大きく上回る税率です。

海外FXで一定額以上の利益を安定して稼げるようになったら、個人口座よりも税金を抑えられる法人口座の利用がおすすめです。法人口座なら個人口座と比べて最大税率を抑えられるだけでなく、経費計上できる範囲が広がったり、損益通算できたり税金面でのメリットが多くなります。

しかし、必ずしも海外FXの法人口座を開設すれば節税できるわけではなく、所得によっては法人口座の方が個人口座よりも税率が高くなってしまう場合もあります。そのため、法人口座を開設するメリットやデメリット、タイミングを知っておくことが大切です。

本記事では、海外FXの法人口座を開設できるおすすめ海外FX業者ランキングに加えて、法人口座のメリット・デメリットや開設すべきタイミングについて解説します。海外FXで安定した利益が出ていて、節税のために法人口座を開設するべきか迷っている方は参考にしてください。

法人口座におすすめの海外FX業者

海外FX業者特徴
ThreeTrader_logo
ThreeTrader
業界トップクラスの低スプレッド
取引手数料も安い
最大2万ユーロまで補償を受けられる
Exness_logo
Exness
無制限レバレッジが使える
スプレッドが狭い
8種類の金融ライセンスを取得済み
FXGT_logo
FXGT
仮想通貨FXに最適
豪華なボーナスキャンペーン
セーシェル金融庁でライセンス取得済み
法人口座におすすめの海外FX業者
目次

海外FXの法人口座おすすめ比較表一覧【2024年最新】

海外FXで法人口座を開設できる業者は多くありますが、取引環境やボーナスの有無、必要書類など様々な違いがあります。

どの業者を選ぶかによって取引の快適さや稼ぎやすさが変わり、自身のスタイルとの相性もあるでしょう。まずは以下の一覧表を見て、気になる業者をピックアップしてみましょう。

海外FX業者金融ライセンス最大レバレッジボーナス日本語サポート
ThreeTrader_logo
ThreeTrader
1種類500倍なしあり
Exness_logo
Exness
8種類無制限なしあり
FXGT_logo
FXGT
1種類1,000倍ありあり
Vantage-trading_logo
VantageTrading
4種類2,000倍ありあり
AXIORY_logo1-1.
AXIORY
1種類400倍なしあり
TitanFX_logo.
TitanFX
4種類1,000倍なしあり
BigBoss_logo-mini
BigBoss
1種類2,222倍ありあり
HFM_logo
HFM
6種類2,000倍ありあり

海外FXの法人口座おすすめ比較ランキングTOP8

ここでは、海外FXの法人口座おすすめ業者をランキング形式で紹介していきます。1位から順番に見ていきましょう。

第1位 ThreeTrader

ThreeTrader_site
設立年2021年
金融ライセンスバヌアツ金融サービス委員会(VFSC)
最大レバレッジ500倍
ボーナスキャンペーンなし
日本語サポートあり
ThreeTraderの法人口座開設に必要な書類
  • 会社の登記簿謄本(3か月以内のもの)
  • 役員全員の身分証明書と住所証明書
  • 「20%以上の株式保有者」または「出資者」全員の身分証明書と住所証明書
  • 法人銀行口座取引明細書または通帳の表紙と通帳の1ページ目がわかるもの
  • 株主名簿または出資者名簿

ThreeTraderは2021年5月に設立されたばかりの新興の海外FX業者です。運営歴はまだ浅いですが、海外FX業者の中でも最もスプレッドが狭く、スペック重視の方を中心に人気を集めています。

ThreeTraderはバヌアツ金融サービス委員会(VFSC)の金融ライセンスを取得しています。通常の分別管理に加え、最大2万ユーロまで補償してもらえる保険に加入しているため、業者としての安全性は高いです。

ThreeTraderでは法人口座を開設できますが、公式サイトに「法人口座開設フォーム」が用意されていません。法人口座を開設するには、まず個人口座を開設してから、サポートデスクに法人口座を開設したい旨を伝える必要があります。

連絡後に必要書類や法人口座開設フォームが送られてくるので、案内通りに手続きを進めれば法人口座を開設できます。特にスキャルピングや大口取引を行いたい場合は、取引コストの安いThreeTraderの法人口座がおすすめです。

第2位 Exness

Exness_site
設立年2008年
金融ライセンス英国金融監査機構(FCA)
セーシェル金融庁(FSA)
キプロス証券取引委員会(CySEC)
英領バージン諸島金融サービス委員会(FSC)
キュラソーおよびシント・マールテン中央銀行 (CBCS)
モーリシャス 金融サービス委員会(FSC)
南アフリカ金融業界行為監督機構(FSCA)
ケニア資本市場庁(CMA)
最大レバレッジ無制限(実質21億倍)
ボーナスキャンペーンなし
日本語サポートあり
Exnessの法人口座開設に必要な書類
  • 申込書
  • 登記簿謄本・全部履歴事項証明書
  • 株式名簿
  • 定款
  • 株主全員の本人確認書類
  • 株主全員の現住所確認書類
  • 法人番号

Exnessは2008年に設立された海外FX業者です。グループ全体で8種類の金融ライセンスを取得しており、安全性の高さにも定評があります。

Exnessは他社にはない無制限のレバレッジと狭いスプレッドが特徴です。取引コストを抑えながら、資金効率良く取引したいトレーダーにとってはExnessがおすすめです。

しかし、Exnessの法人口座は開設のハードルが高めに設定されています。法人口座を開設するには、必要書類の提出に加えて次の2つの条件を満たす必要があります。

Exnessの法人口座の開設条件
  • 個人口座を開設して取引していること
  • プレミアシグネチャー会員であること

Exnessの会員プログラムで「プレミアシグネチャー会員」になるには、「100,000ドル相当(約1,500万円)以上の入金」と「2億ドル(2,000ロット)以上の取引量」の2つが条件です。誰でも利用できる口座ではありませんが、条件さえクリアすれば好条件・低税率でのハイレバトレードが可能になります。

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公式サイト:https://www.exness.com/

第3位 FXGT

FXGT_site
設立年2019年
金融ライセンスセーシェル金融庁(FSA)
最大レバレッジ1,000倍
ボーナスキャンペーンあり
日本語サポートあり
FXGTの法人口座開設に必要な書類
  • 代表者の本人確認書類
  • 代表者の現住所確認書類
  • 法人名義の銀行取引明細書または銀行残高証明書(過去3ヶ月以内に発行)
  • 履歴履歴事項全部証明書(過去6ヶ月以内に発行)
  • 会社の定款
  • 口座開設及び口座管理者権限の付与に関する法人の取締役会決議書
  • 最終受益者申告書
  • 取締役、最終受益者(10%以上保有)、口座管理人の全員の身分証明書
  • 取締役、最終受益者(10%以上保有)、口座管理者の住所証明書

FXGTは2019年に設立されたFX通貨ペアや仮想通貨など、豊富な銘柄を取り扱っているハイブリッド型の海外FX業者です。

運営実績はまだ浅いですが、取得が難しいと言われるセーシェル金融庁でライセンスを取得しており、安全に運営されています。最大100万ユーロの賠償責任保険に加入しており、万が一FXGTが破綻しても第三者機関から補償してもらえるので安全性は高いです。

FXGTは豪華なボーナスキャンペーンが特徴で、口座開設ボーナスや入金ボーナスを常時開催しており、お得にトレードを始められます。なお、ボーナスは個人口座と共有となるため、個人口座でボーナスを使い切っていない場合は法人口座でも受け取り可能です。

FXGTの法人口座は、個人口座と同じく公式サイトの登録フォームで「法人」を選択すれば手続きを進められます。個人口座の取引実績がなくても法人口座を開設できますが、必要書類が多い点にご注意ください。

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公式サイト:https://fxgt.com/ja/

第4位 VantageTrading

VantageFX_site
設立年2009年
金融ライセンスオーストラリア証券投資委員会(ASIC)
英国金融行動監視機構(FCA)
ケイマン諸島金融庁(CIMA)
金融セクター行動監督機構(FSCA)
最大レバレッジ2,000倍
ボーナスキャンペーンあり
日本語サポートあり
VantageTradingの法人口座開設に必要な書類
  • 登記簿謄本または法人設立証明書
  • 代表取締役の本人確認書類
  • 代表取締役の現住所確認書類
  • 取締役登録書、またはすべての取締役がわかる法人書類
  • 株主名簿またはすべての株主がわかる法人書類
  • 印鑑証明書
  • 代表者の身分証明書

VantageTradingは、オーストラリアに拠点を置く海外FX業者です。ライセンスの関係で一度日本から撤退しましたが、2024年から日本人向けのサービス提供を再開しました。

VantageTradingは豪華なボーナスキャンペーンが充実しており、15,000円の口座開設ボーナスや最大120%の入金ボーナスが受け取れます。これらの豊富なボーナスは法人口座でも受け取ることができるため、少ない資金を元手に大きな利益を狙いやすいです。

ボーナス対象外の「プレミアム口座」は、最大2,000倍のレバレッジやロスカットレベル0%など、口座のスペックも非常に高いです。FX通貨ペアのスプレッドは平均的ですが、ビットコインをはじめとする仮想通貨ペアのスプレッドが狭く、安いコストで取引できます。

VantageTradingの法人口座は、口座開設ページで「法人」を選択した後に、必要書類を提出すれば開設可能です。提出書類に不備がなければ、手続き完了から最短2営業日で取引を始められます。

第5位 AXIORY

AXIORY_SITE
設立年2011年
金融ライセンスベリーズ国際金融サービス委員会(FSC)
最大レバレッジ400倍
ボーナスキャンペーンなし
日本語サポートあり
AXIORYの法人口座開設に必要な書類
  • 取締役(代表者)の本人確認書類
  • 取締役(代表者)の現住所確認書類
  • 履歴事項全部証明書(登記簿謄本)のコピー
  • 株主名簿またはすべての株主がわかる法人書類
  • 法人住所確認書類
  • 取締役決定書(取締役が2名以上の場合のみ)

AXIORYは2011年に設立された海外FX業者で、ベリーズ国際金融サービス委員会(FSC)の金融ライセンスを取得しています。業界トップクラスの低スプレッドと高い約定力が特徴です。

MT4やMT5よりも高機能・高速約定の「cTrader」というプラットフォームにも対応しています。AXIORYはスキャルピングに最適なスペックが揃っているブローカーです。

また、AXIORYは海外FX業者では珍しく顧客資金を「信託保全」で管理しております。万が一、AXIORYが倒産しても預けた資金が100%返ってくるので、安全性が高いです。

AXIORYの法人口座は、個人口座と同じ公式サイトの口座開設フォームから開設できます。提出書類に不備がなければ、口座開設から取引開始まで最短1時間ほどで完了します。

第6位 TitanFX

titanfx-site
設立年2014年
金融ライセンスバヌアツ金融サービス委員会 (VFSC)
セーシェル金融庁(FSA)
モーリシャス 金融サービス委員会(FSC)
英領バージン諸島金融サービス委員会(FSC)
最大レバレッジ1,000倍
ボーナスキャンペーンなし
日本語サポートあり
TitanFXの法人口座開設に必要な書類
  • 履歴事項全部証明書(登記簿謄本)
  • 取締役(代表者)の本人確認書類
  • 取締役(代表者)の現住所確認書類
  • 実質的支配者の写真付き身分証明書
  • 実質的支配者の住所確認書類
  • 役員及び実質的支配者の証明書類

TitanFXは2014年に設立された海外FX業者です。常時開催のボーナスはありませんが、低スプレッドや高い約定力など、取引環境が優れています。

特にゴールドやシルバーなどのCFD商品のスプレッドが狭いことで有名です。

最大レバレッジは500倍とやや控えめですが、証拠金残高によるレバレッジ制限がないため、大口取引に適したブローカーと言えます。取引コストを抑えつつ、スキャルピングやデイトレードをしたい方におすすめです。

TitanFXの法人口座は、個人口座と同じく公式サイトの口座開設フォームから開設可能で、個人口座での取引実績などは必要ありません。全ての書類に不備がなければ、最短10分程度で法人口座の開設が完了します。

第7位 BigBoss

BigBoss-site
設立年2013年
金融ライセンスセントビンセント及びグレナディーン諸島(SVG)
最大レバレッジ2,222倍
ボーナスキャンペーンあり
日本語サポートあり
BigBossの法人口座開設に必要な書類
  • 登記簿謄本(履歴事項全部証明書)※発行から3ヶ月以内
  • 法人の住所証明書
  • 取締役の方全員の身分証明書(免許証またはパスポート)
  • 取締役の方全員の現住所確認物
  • 株主の方全員の身分証明書(免許証またはパスポート)
  • 株主の方全員の現住所確認物

BigBossは2013年に設立された海外FX業者です。マイページの使い方が簡単なことから日本人ユーザーから根強い支持を集めています。

FX通貨ペアと貴金属CFDを最大2,222倍のレバレッジを使って取引できます。仮想通貨FXにも力を入れており、BgBoss限定の仮想通貨で取引することも可能です。

2種類の入金ボーナス(最大$13,700)と取引する度にポイントが貯まる独自プログラムを常時開催中です。豪華なボーナスを活用すれば、少ない資金でもより多くの投資資金から取引を始められます。

BigBossの法人口座は公式サイトの口座開設ページで「法人」を選択すれば手続き可能です。個人口座同様に法人口座でも「クイック口座開設」を導入しており、代表者情報と会社情報を入力するだけですぐに取引を始められます。

第8位 HFM(HotForex)

HFM_site
設立年2010年
金融ライセンス英国金融監査機構(FCA)
セーシェル金融庁(FSA)
モーリシャス 金融サービス委員会(FSC)
セントビンセント及びグレナディーン諸島(SVG)
ドバイ金融サービス機構(DFSA)
南アフリカ共和国金融業界行為監督機構(FSCA)
最大レバレッジ2,000倍
ボーナスキャンペーンあり
日本語サポートあり
HFMの法人口座開設に必要な書類
  • 代表者の身分証明書
  • 代表者の住所確認書類
  • 履歴事項全部証明書
  • 定款
  • 株主名簿または出資者名簿
  • 登録株主および取締役全員の身分および住所証明書

HFMは2010年に設立された海外FX業者です。もともと「HotForex(ホットフォレックス)」という名前で運営していましたが、2022年にブランド名を変更しました。

合計350万以上の口座が開設されており、特に海外で高い人気を集めています。FX通貨ペアをはじめ、CFD商品や株式など取扱銘柄の種類が海外FXでトップクラスです。

最大2,000倍のレバレッジを使って幅広い銘柄に投資したい方にはHFMがおすすめです。

HFMの法人口座を開設するには、口座開設ページで「企業」を選択して手続きを進める必要があります。HFMの個人口座でボーナスを受け取っていても、法人口座で最大67万円の20%入金ボーナスが受け取れます。

海外FXの法人口座とは

ここでは、海外FXの法人口座の概要や個人口座との違い、国内FXと海外FXの法人口座の違いについて解説します。

海外FXの法人口座は法人名義でのみ開設できる口座

海外FXの法人口座とは、個人名義ではなく法人名義でのみ開設できる取引口座のことです。

そもそも法人とは、「株式会社」や「合同会社」のことを指し、フリーランスなどの個人事業主は含まれません。海外FXの法人口座では、名義人が個人名ではなく、会社名になります。

個人と会社は別人格として扱われます。そのため、同じ海外FX業者で個人口座をすでに開設済みの場合でも、法人口座の開設は可能です。

取引条件は個人口座と基本的に同じ

海外FX業者の法人口座の取引条件は個人口座と基本的に同じです。

最大レバレッジやスプレッド、取引プラットフォームなども変わりません。業者によっては、個人口座で受け取れるボーナスを法人口座でも受け取ることができます。

取引条件は基本的に変わらないため、法人口座に移行したからといって稼ぎにくくなるといった心配はありません。取引条件が変わらず税制面で優遇されるだけなので、今後はより多くの利益を残すことができます。

また、取引に失敗して損失が出ても、法人口座なら損益繰越ができるため、個人口座よりも安全に取引できるでしょう。

海外FXにおける個人口座と法人口座の税金・税率の違い

口座の種類法人口座個人口座
適用される税制法人税所得税
最高税率23.2%45%
損益通算できるできない
損失の繰り越しできるできない

海外FXの法人口座と個人口座の最大の違いは、適用される税金・税率です。

個人口座で得た利益には「所得税」がかかり、法人口座で得た利益には「法人税」がかかります。税率は所得(利益)によって異なりますが、最大税率は個人口座の方が高いです。

取引条件に違いがないにも関わらず、税率が大きく変わるので、利益が大きくなるほど法人口座の方が節税できます。また、個人口座では他事業との損益通算や損失の繰り越しができませんが、法人口座なら他事業との損益通算ができ、最長9年間まで損失の繰り越しも可能です。

海外FXで法人口座を開設するべきタイミング・損益分岐点

海外FXで法人口座を開設するべきタイミング・損益分岐点は、年間の所得(利益)が900万円を超えたあたりです。

年間の所得が900万円以下の場合は法人よりも個人の方が税率が低く、法人化による恩恵を受けづらいです。しかし、900万円を超えると個人の税率が33%、法人の税率が23.2%と法人の方が低くなります。

ただし、上記のタイミング・損益分岐点はあくまで「事業内容がFX取引だけ」「経費は使わない」「法人の資本金が1,000万円以下」の場合です。また、海外FXの法人口座は個人口座と比べて税金面でお得になりやすいですが、法人の設立や維持にも様々な費用がかかります。

そのため、海外FXで利益が出たからといってすぐに法人化するのは得策とは言えません。毎年安定して900万円程度の利益が出せるようになってから法人化を検討するのがおすすめです。

国内FXと海外FXの法人口座の違い

項目国内FXの法人口座海外FXの法人口座
税率法人税:15.0~23.2%
地方法人税:法人税の10.3%
法人住民税:7.0%
法人事業税:3.5〜7.0%
法人税:15.0~23.2%
地方法人税:法人税の10.3%
法人住民税:7.0%
法人事業税:3.5〜7.0%
経費の範囲広い広い
損益通算できるできる
損失繰越できるできる
含み損益課税される課税される
赤字での課税ありあり
最大レバレッジ25〜100倍程度数百倍〜無制限
ゼロカットシステムなし
※追証リスクあり
あり

国内FXの法人口座と海外FXの法人口座の違いは上記のとおりです。

個人口座の場合は国内FXと海外FXで税制面に大きな違いがあります。しかし、法人口座の場合は全く同じです。

国内FXと海外FXの法人口座の主な違いは最大レバレッジです。国内FXは高くても100倍程度なのに対して、海外FXは数百倍〜無制限のレバレッジを使えます。

また、海外FXの場合はゼロカットシステムが採用されているため、国内FXのような追証リスクがありません。ハイレバトレードでも借金のリスクがないのは、海外FXを利用する大きなメリットです。

海外FXの法人口座のメリット

海外FXの法人口座のメリットは上記の5つです。1つずつ詳しく見ていきましょう。

最大税率が個人口座よりも低い

項目法人口座個人口座
課税方式雑所得
総合課税
法人税
税率15.0〜23.2%5〜45%
※一律10%の住民税がかかる

海外FXの法人口座を開設するメリット1つ目は、「最大税率が個人口座よりも低い」ことです。

個人口座の場合、FX取引で稼げば稼ぐほど税金が高くなる「累進課税制度」が採用されています。所得が4,000万円を超えた分については、最大45%の所得税が適用されます。

一方で法人口座の税率は、海外FXの所得が800万円以下なら15%、800万円超えの部分は23.2%です。利益額が多くなると税率が個人口座よりも法人口座の方が低くなるため、節税につながります。

法人を運営する上でかかるコストを把握した上で、海外FXで毎年安定した利益が出ているなら、節税のために法人口座の開設を検討しましょう。

所得税(個人口座)
課税される所得金額税率控除額
1,000円から1,949,000円まで5%0円
1,950,000円から3,299,000円まで10%97,500円
3,300,000円から6,949,000円まで20%427,500円
6,950,000円から8,999,000円まで23%636,000円
9,000,000円から17,999,000円まで33%1,536,000円
18,000,000円から39,999,000円まで40%2,796,000円
40,000,000円 以上45%4,796,000円
法人税・地方法人税・法人住民税・法人事業税(法人口座)
課税所得金額の区分400万円以下800万円以下800万円以上
法人税15.0%15.0%23.2%
地方法人税1.55%1.55%2.39%
法人住民税
(都道府県民税)
0.15%0.15%0.23%
法人住民税
(区市町村民税)
0.9%0.9%1.39%
事業税3.5%5.3%7.0%
特別法人事業税1.3%1.96%2.59%

国内FXの法人口座よりも最大レバレッジが高い

FX業者最大レバレッジ
国内FX25倍〜100倍程度
海外FX数百倍〜無制限

海外FXの法人口座を開設するメリット2つ目は、「国内FXの法人口座よりも最大レバレッジが高い」ことです。

国内FXの法人口座は25倍〜100倍のレバレッジしか使えません。それに対して、海外FXの法人口座では数百倍〜無制限のレバレッジを使って取引できます。

最大レバレッジが高いことで資金効率が高まり、少ない元手でも大きなリターンを狙えます。ただし、ハイレバ取引は失敗すると資金を失うスピードも早く、リスクも高いです。

なお、海外FXの法人口座にはゼロカットシステムが採用されているため、国内FXのような追証リスクがありません。ゼロカットシステム採用の海外FXの法人口座なら安心してハイレバ取引できます。

個人口座と比べて経費に計上できる範囲が広がる

経費として認められるものの例
  • FX取引用のパソコン・スマホの購入費用
  • FX学習用の参考書籍
  • FXで利用する自動売買システムの購入費用
  • FXに関するセミナー費用
  • 自宅の家賃や光熱費の一部
  • 生命保険料や退職金

海外FXの法人口座を開設するメリット3つ目は、「個人口座と比べて経費に計上できる範囲が広がる」ことです。

個人口座ではFX取引に使うパソコン代やスマホ代、勉強のための書籍代などが経費として計上可能です。法人口座の場合はそれらに加えて、家賃や光熱費、役員報酬、保険料なども経費として計上できます。

経費として認められる項目が増えれば、課税される所得も小さくなるため、法人口座の方が節税効果が高いです。

ただし、法人であっても全ての支出が経費として認められるわけではありません。支出の合理性が薄ければ税務調査で指摘される恐れがあるので、迷ったら税理士に相談することが大切です。

他の所得との損益通算が可能になる

海外FXの法人口座を開設するメリット4つ目は、「他の所得との損益通算が可能になる」ことです。

損益通算とは複数の所得を持っている場合に、所得を損失を合算して計算することです。会社でFX以外の事業を行っている場合、その事業の損益とFX取引の損益を合算できます。

例えば、FX取引で利益が出ていたとしても、他の事業で損失が出ていれば相殺できます。逆に、他の事業の利益をFX取引での損失で相殺することも可能です。

個人口座では、同じ総合課税に分類される仮想通貨取引などとしか損益通算ができません。損益通算ができる海外FXの法人口座は、税金面で個人口座より有利になると言えます。

損失を最長9年間繰り越せる

海外FXの法人口座を開設するメリット5つ目は、「損失を最長9年間繰り越せる」ことです。

個人口座では国内FX業者でのみ、その年の損失を最長3年間繰り越すことができます。一方で、海外FXの個人口座では損失の繰り越しが認められていません。

例えば、海外FXの個人口座で前年に50万円の損失、今年に100万円の利益があれば、前年の損失が考慮されず100万円に対して課税されます。しかし、海外FXの法人口座であれば、損失を最長9年間まで繰り越せるため、納税を回避できるようになります。

特にFXでは相場によって利益を出すことが難しく、損失が出てしまう年もあるでしょう。そのような時でも法人口座であれば、その損失を翌年以降に繰り越しできるため、無駄な税金を支払う必要がなくなります。

海外FXの法人口座のデメリット

続いて、海外FXの法人口座のデメリットを5つ紹介します。1つずつ順番に見ていきましょう。

会社設立・維持に費用と手間がかかる

会社設立コスト
株式会社約20〜30万円
合同会社約10〜20万円

海外FXの法人口座を開設するデメリット1つ目は、「会社設立・維持に費用と手間がかかる」ことです。

海外FXの法人口座を開設するには、まず法人(会社)を設立しなければいけません。法人を設立するには、定款の作成や出資金の払い込み、法務局での法人登記など様々な手続きが必要です。

また、法人を登記する際には、合同会社の場合で最低6万円、株式会社の場合で最低15万円の登録免許税の支払いが必要になります。その他、税理士費用や会計ソフトの導入など、法人を維持するためにも費用がかかります。

個人口座とは異なり、海外FXの法人口座を作るまでに費用や手間がかかることは頭に入れておきましょう。

法人口座開設の必要書類が多い

海外FXの法人口座の開設に必要な書類の例
  • 代表者の身分証明書類
  • 代表者の住所証明書類
  • 履歴事項全部証明書(登記簿謄本)
  • 定款
  • 法人の住所証明書類
  • 取締役名簿
  • 取締役身分証明書類
  • 取締役現住所証明書類

海外FXの法人口座を開設するデメリット2つ目は、「法人口座開設の必要書類が多い」ことです。

海外FXで個人口座を開設する場合、基本的に必要な書類は「写真付きの身分証明書類」と「現住所証明書類」の2つのみです。しかし、法人口座の開設では個人口座よりも多くの必要書類が必要になります。

必要書類は海外FX業者によって異なりますが、基本的に上記のような書類の提出が必要です。

海外FXで法人口座を開設する場合は、各業者の必要書類や口座開設条件を事前に確認しておけば、スムーズで手続きを進められるでしょう。

利益を自由に引き出せない

海外FXの法人口座を開設するデメリット3つ目は、「利益を自由に引き出せない」ことです。

個人口座では、FX取引で利益が出たらいつでも自由に引き出せます。しかし、法人口座の場合は証拠金はもちろん、取引で得た利益も会社のお金です。

そのため、使いたい時に好きなだけ個人の銀行口座にお金を引き出すことはできません。会社の口座から個人口座にお金を移すなら「役員報酬」として受け取る必要があります。

FXの取引は毎月の損益にばらつきが出やすいため、損失によって「役員報酬が払えない」といったことにならないように、慎重に役員報酬額を決めることが大切です。

含み益にも税金がかかる

海外FXの法人口座を開設するデメリット4つ目は、「含み益にも税金がかかる」ことです。

個人口座では年末時点で含み益があっても、決済しなければ税金はかかりません。一方で、法人口座の場合は含み益に対しても税金がかかります。

個人口座では「年末にポジションを一部決済して利益を調整する」といった税金対策ができますが、法人口座ではできません。利確した金額と課税される金額に差が生じる点には注意が必要です。

赤字でも税金が発生する

海外FXの法人口座を開設するデメリット5つ目は、「赤字でも税金が発生する」ことです。

法人(会社)を運営していると、決算が赤字になる年もあるでしょう。個人口座で取引している場合、1年の損益がマイナスの時は税金を支払う必要はありません。

しかし、法人の場合は赤字か黒字かに関係なく、資金本が1,000万円以下の法人は7万円、1,000万円以上の法人は18万円を「法人住民税」として支払う必要があります。

海外FXの法人口座は損失が出たときに損失繰越や損益通算ができる反面、法人を維持するだけでも税金を納めなければいけない点には注意が必要です。個人口座で安定した利益が出せるようになってから法人化することをおすすめします。

海外FXの法人口座に関するよくある質問

海外FXの法人口座にかかる費用はどのくらいですか?

海外FXの法人口座は開設にあたって手数料・維持費などはかかりません。ただし、海外FXの法人口座を開設するために必要な法人(会社)の設立や維持にはコストがかかるので注意が必要です。

海外FXで個人口座と法人口座を使い分けることは可能ですか?

海外FXで個人口座と法人口座を使い分けることは可能です。

ただし、個人口座と法人口座では税率・税制が異なり、かなり複雑になります。税金の計算や納税もそれぞれ分けて行う必要があるので、事前に税理士などの専門家に確認しておくことをおすすめします。

海外FXの法人化はサラリーマンなどの会社員でもできますか?

海外FXの法人かサラリーマンなどの会社員であってもできます。ただし、法人を設立する場合は事前に務めている会社の「就業規則」を確認し、副業が認められているかどうかをチェックしましょう。

海外FXのXMTradingでも法人口座は開設できますか?

XMTradingで開設できるのは個人口座のみで、法人口座は開設できません。海外FXで法人口座を開設したい方は、XM以外の業者をご利用ください。

海外FXの法人口座では個人口座と同じようにボーナスは受け取れますか?

海外FXの法人口座でも個人口座と同じようにボーナスを受け取れます。口座開設ボーナスを提供している海外FX業者であれば、法人口座でもノーリスクで取引することも可能です。

海外FXで法人口座を開設したら役員報酬は経費になりますか?

海外FXの法人口座では役員報酬も経費になります。

ただし、役員報酬の年度の途中で金額を変更することはできません。FX取引は毎月利益にばらつきがあるため、「役員報酬が払えない」といったことにならないように、慎重に役員報酬額を決めることが大切です。

海外FXで法人口座を開設するとどのようなものを経費にできますか?

海外FXで法人口座を開設すると、例として以下のようなものを経費にできます。

経費として認められるものの例
  • FX取引用のパソコン・スマホの購入費用
  • FX学習用の参考書籍
  • FXで利用する自動売買システムの購入費用
  • FXに関するセミナー費用
  • 自宅の家賃や光熱費の一部
  • 生命保険料や退職金

海外FXの法人口座おすすめ比較ランキング まとめ

本記事では、海外FXの法人口座おすすめ業者をランキング形式で紹介してきました。

海外FXの法人口座は、個人口座と比べて利益にかかる税金を大きく下げることができます。支払う税金を減らすことができれば、手元に残る金額も大きくなります。

ただし、利益が出たからといって法人化を急ぐ必要はありません。なぜなら、900万円未満の利益であれば個人口座の方が税率が低い上に、法人の設立・維持にもコストがかかるからです。

個人口座で毎年安定した利益が出せるようになったら、本記事で紹介したおすすめ海外FX業者を参考に法人口座の開設を検討しましょう。

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法人口座のおすすめ海外FX業者まとめ
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