XMでは法人口座を開設できない!個人口座での代替方法や法人化できる業者を紹介

XMでは法人口座を開設できない!個人口座での代替方法や法人化できる業者を紹介

XM(エックスエム)では、現在法人口座を開設することはできません。

XMの個人口座を利用して法人の資金を運用する方法がありますが、税務上のリスクが伴うため注意が必要です。

法人化によって税金を抑えたい場合は、法人口座を提供している他の海外FX業者を利用するのがおすすめです。

本記事では、XMの法人口座の代わりになる方法や税金対策、XM以外でおすすめの法人口座について詳しく解説します。

目次

XMでは法人口座を開設できない

XMでは法人口座を開設できない

現在、XM(エックスエム)では法人口座の開設はできず、個人向けの口座のみ取り扱っています。

ここでは、XMの法人口座の受付状況や将来的な可能性について解説します。

法人口座の受付は2018年に停止

XMでは、かつて法人口座が提供されていましたが、2018年以降は新規受付を停止しています。

それ以降、法人口座の提供は一切行われておらず、2025年現在も法人口座の開設はできません。

XMの公式サイトにも、法人口座の開設ができない旨が記載されています。

法人口座を開設できますか?

いいえ、現在、当社では法人口座を提供しておりません。しかし、当社では常に商品とサービスを追加しておりますので、将来的には導入する可能性がございます。

引用元:XMTrading公式サイト ヘルプセンター

XMの個人口座は引き続き利用可能ですが、法人口座での取引を希望する場合は、法人口座を提供している他の海外FX業者を利用する必要があります。

海外法人でも開設できない

法人の所在地が海外であっても、XMの法人口座は開設できません。

法人格や国籍に関わらず、XMでは法人口座自体の新規受付が停止されているからです。

XMグループでは海外在住者向けに「XM Global」や「XM.com」が提供されていますが、いずれも開設できるのは個人口座のみとなっています。

今後XMで法人口座の受付が再開する可能性はある?

XMの公式サイトでは、「将来的に法人口座の受付を再開する可能性はある」と記載されていますが、具体的な時期や条件は未定です。

法人口座の再開は、XMの規制環境や内部方針の変化に左右されるため、確実というわけではありません。

そのため、法人でFX取引をすぐに始めたい場合は、XM以外の海外FX業者で法人口座を作るのが賢明です。

XMの法人口座の代わりになる税金対策

XMの法人口座の代わりになる税金対策

通常、FXを法人名義で取引すると、節税効果などのメリットがありますが、XMでは法人口座の開設はできません。

そのため、法人での税金対策を考える場合は、個人口座を活用する方法やXM以外の海外FX業者で法人口座を作る方法など、代替手段を検討する必要があります。

ここでは、XMの法人口座の代わりになる具体的な税金対策を2つ紹介します。

XMの個人口座を法人口座として代用する

現時点ではXMで法人口座を開設できないため、法人でXMを利用したい場合は個人口座を代用するしかありません。

個人口座を法人口座として代用する手順の例は以下の通りです。

XMで個人口座を代用する具体的な方法
  • FX取引を行う法人を設立して事業として運営する
  • 法人の定款にFX取引や入出金のルールを記載する
  • XMの個人口座に発生した利益は法人資金として直接引き出さないように管理する
  • XMの入出金は法人専用口座でまとめて管理して個人資金と混同させない

ただし、この方法にはいくつかのリスクが伴い、特に注意すべきことは税務処理です。法人資金を個人口座で運用した場合、会計処理や税務申告の方法が複雑になり、税務署から指摘を受ける可能性もあります。

この点については、税理士によっても見解が異なるため、「個人口座を法人運用に使うことが適切かどうか」という判断が分かれるケースも少なくありません。

そのため、XMの個人口座を法人資金に利用する場合は、必ず事前に税理士や税務署に相談することをおすすめします。

法人口座を開設できる他の海外FX業者を利用する

税金対策を目的とするなら、最初から法人口座を開設できる他の海外FX業者を利用するのが最も安全です。

XMには「安全性の高さ」や「豪華なボーナス」など様々な特徴がありますが、他社でも同等かそれ以上の条件を提供し、かつ法人口座に対応している業者は複数存在します。

正式に法人口座を開設できる海外FX業者を利用すれば、税務署から指摘を受けるリスクもありません。

法人口座を開設できるおすすめの海外FX業者については、記事内の「XMの代わりに法人口座を開設できるおすすめ海外FX業者」で紹介しているので、参考にしてください。

XM以外で法人口座を開設するメリット

XM以外で法人口座を開設するメリット

XMでは法人口座を利用できないため、法人口座を開設したい場合は他の海外FX業者を選びましょう。

ここでは、XM以外で法人口座を開設するメリットを5つ紹介します。

XMの個人口座よりも運用しやすい

XM以外の法人口座を開設するメリット1つ目は、「XMの個人口座よりも運用しやすい」ことです。

XMで個人口座を法人として利用する方法もありますが、これには大きなリスクがあります。

個人口座での取引は税務調査で法人取引として認められず、追徴課税の対象になる可能性があるためです。

一方、XM以外の海外FX業者で法人口座を開設すれば、資金や取引を明確に「事業」として管理できます。

法人名義の口座を使い、入出金の流れも会社を通じて処理するため、曖昧さがなく税務署から指摘される心配も軽減されます。

最大税率が個人口座よりも低い

XM以外で法人口座を開設するメリット2つ目は、「最大税率が個人口座よりも低い」ことです。

XMでは個人口座しか利用できないため、利益が増えるほど税率が高くなり、最大約55%の税率がかかります。年間1,800万円以上の利益を出すと、税率は40%を超えます。

一方で、XM以外の海外FX業者で法人口座を利用すれば、利益に応じて15〜23.2%の程度の税率で済みます。

XMの取引環境は魅力的ですが、税率だけを考えると、他社の法人口座を使うことで、大幅な節税が可能になります。

経費として計上できる範囲が広がる

XM以外で法人口座を開設するメリット3つ目は、「経費として計上できる範囲が広がる」ことです。

XMの個人口座では、経費計上できる範囲が限定され、FX関連の直接的な出費に限られます。

個人口座でも経費計上できる主な項目
  • 取引に利用するPC・スマホ代
  • 取引にかかる通信費
  • 自動売買のEA代やVPS費用
  • FXに関する書籍代・セミナー費用

一方、他社の法人口座を開設すれば、役員報酬や事務所家賃、保険料なども経費として扱えるため、実質的な課税所得を抑えることが可能です。

法人口座でのみ経費計上できる主な項目
  • 役員報酬
  • 役員社宅としての家賃(住宅費)
  • 出張・交通費
  • 生命保険料
  • 退職金

経費として計上できる項目が増えることで、法人としての所得から引ける費用の幅が広がります。

例えば、役員報酬や事務所の家賃、出張費や交際費なども経費にできるため、課税対象となる利益を減らし、結果として納める税金を抑えることが可能です。

幅広い費用を経費計上して節税効果を高めたい場合は、XM以外の法人口座を開設するのがおすすめです。

他事業との損益通算が可能

XM以外で法人口座を開設するメリット4つ目は、「他事業との損益通算が可能」なことです。

XMの個人口座で取引した場合、他の所得との損益通算はできません。例えば、副業で赤字を出してもXMの利益と相殺できずそれぞれに税金がかかります。

一方で、XM以外の業者で法人口座を開設すれば、法人全体の損益をまとめて計算できるため、FX以外のビジネスとの相殺が可能になります。

海外FX以外にも事業を展開している場合は、法人口座を開設したほうが税務上有利になりやすいです。そのため、節税を考えるなら、XM以外の法人口座を開設するのがおすすめです。

損失繰越期間が最長10年間

XM以外で法人口座を開設するメリット5つ目は、「損失繰越期間が最長10年間」です。

XMの個人口座では損失の繰越が認められていないため、その年に出た赤字を翌年以降の節税に活かせません。しかし、他の海外FX業者の法人口座であれば、損失を最大10年間繰り越せます。

例えば、XMで個人口座を利用して100万円の損失が出た場合、その翌年に200万円の利益が出たとすると、200万円全額が課税対象となります。

一方で、XM以外の業者で法人口座を開設すれば、前年の100万円の損失を繰り越して差し引けるため、課税対象は100万円のみとなります。結果として、税額を大幅に抑えることが可能です。

XMの代わりに法人口座を開設できるおすすめ海外FX業者

XMの代わりに法人口座を開設できるおすすめ海外FX業者
海外FX業者特徴
【第1位】
Vantage-trading_logo
VantageTrading
・最大レバレッジ2,000倍&ロスカット水準0%
・独自プラットフォーム「ProTrader」を提供
・15,000円口座開設ボーナス+120%入金ボーナスあり
【第2位】
BigBoss_logo-mini
BigBoss
・最大レバレッジ2,222倍と業界最高水準
・仮想通貨銘柄が豊富(BigBoss限定銘柄あり)
・最大38,000円口座開設ボーナス(当サイト限定)+13,700ドル入金ボーナス
【第3位】
FXGT_logo
FXGT
・最大レバレッジ5,000倍のOptimus口座を提供
・仮想通貨レバレッジが最大1,000倍・
豪華なボーナスキャンペーンを常時開催
【第4位】
Exness_logo
Exness
・最大レバレッジ無制限(実質21億倍)を提供
・低スプレッドでコストを大幅に抑えられる
・金融ライセンス8種類を取得し信頼性が高い
【第5位】
AXIORY_logo2-1
AXIORY
・信託保全で資金管理
・MT4/MT5に加えてcTraderが利用可能
・低スプレッド&高約定力でスキャルピングに最適

XMは法人口座の提供がないため、法人として取引したい方は他の海外FX業者を選ぶ必要があります。

ここでは、XMと比較しても遜色なく、むしろ法人口座の運用に適した特徴を持つ業者を5社紹介します。

それぞれの業者の強みや違いを把握し、自分の取引スタイルに合うか確認しましょう。

VantageTrading

Vantage_site
設立2009年
金融ライセンスオーストラリア証券投資委員会(ASIC)
英国金融行動監視機構(FCA)
ケイマン諸島金融庁(CIMA)
金融セクター行動監督機構(FSCA)
資金管理方法分別管理
最大レバレッジ2,000倍
スプレッド0.0pips〜
ボーナスキャンペーンあり
ゼロカットあり
日本語サポートあり
公式サイト法人口座を開設する
Vantageの法人口座開設に必要な書類
  • 登記簿謄本または法人設立証明書
  • 代表取締役の本人確認書類
  • 代表取締役の現住所確認書類
  • 取締役登録書、またはすべての取締役がわかる法人書類
  • 株主名簿またはすべての株主がわかる法人書類
  • 印鑑証明書
  • 代表者の身分証明書

Vantageはオーストラリアに拠点を置く海外FX業者です。日本語サポートも充実しており、日本人トレーダーからも人気があります。

XMと比較すると、よりプロ仕様の取引環境が整っており、大口取引やコスト削減を重視する方に最適です。特にプレミアム口座は、最大2,000倍のレバレッジ、ロスカット水準0%、業界最狭水準のスプレッドなど、高いスペックを誇ります。

取引プラットフォームもMT4・MT5に加えて、高機能な独自ツール「ProTrader」が利用できるのもXMにはない特徴です。

また、15,000円の口座開設ボーナスや初回120%入金ボーナスも法人口座で利用可能で、ボーナス面でもXMに劣りません。

XMよりも高スペックの口座を求める方には、Vantageの法人口座がおすすめです。

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公式サイト:https://www.vantagetradings.com/

BigBoss

BigBoss
設立2013年
金融ライセンスセントビンセント及びグレナディーン諸島(SVG)
資金管理方法分別管理
最大レバレッジ2,222倍
スプレッド0.8pips〜
ボーナスキャンペーンあり
ゼロカットあり
日本語サポートあり
公式サイト法人口座を開設する
BigBossの法人口座開設に必要な書類
  • 登記簿謄本(履歴事項全部証明書)※発行から3ヶ月以内
  • 法人の住所証明書
  • 取締役の方全員の身分証明書(免許証またはパスポート)
  • 取締役の方全員の現住所確認物
  • 株主の方全員の身分証明書(免許証またはパスポート)
  • 株主の方全員の現住所確認物

BigBossは2013年に設立された海外FX業者で、XMと比較するとより高いレバレッジを活用でき、大きな利益を狙いやすい環境が整っています。

法人口座でも最大2,222倍のレバレッジが利用可能で、資金効率を高めた取引が可能です。また、仮想通貨の銘柄も充実しており、BigBoss限定の仮想通貨も取引できる点はXMにはない特徴です。

ボーナス面でも優れており、当サイトとのタイアップキャンペーンにより、最大38,000円の口座開設ボーナスを法人口座で受け取ることができます。さらに、最大13,700ドルの入金ボーナスや、取引するたびにポイントが貯まる独自プログラムもあり、XMのボーナスに劣りません。

日本語サポートも整っているため、安心して法人口座を運用できます。

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公式サイト:https://www.bigboss-financial.com/

FXGT

FXGT
設立2019年
金融ライセンスセーシェル金融庁(FSA)
資金管理方法分別管理
最大レバレッジ5,000倍
スプレッド0.6pips〜
ボーナスキャンペーンあり
ゼロカットあり
日本語サポートあり
公式サイト法人口座を開設する
FXGTの法人口座開設に必要な書類
  • 代表者の本人確認書類
  • 代表者の現住所確認書類
  • 法人名義の銀行取引明細書または銀行残高証明書(過去3ヶ月以内に発行)
  • 履歴事項全部証明書(過去6ヶ月以内に発行)
  • 会社の定款
  • 口座開設及び口座管理者権限の付与に関する法人の取締役会決議書
  • 最終受益者申告書
  • 取締役、最終受益者(10%以上保有)、口座管理人の全員の身分証明書
  • 取締役、最終受益者(10%以上保有)、口座管理者の住所証明書

FXGTは2019年に設立された仮想通貨に特化した海外FX業者で、ハイレバレッジと豪華なボーナスが魅力です。

口座開設ボーナスや入金ボーナスが常時開催されており、法人口座でもお得に取引をスタートできます。

取引スペックはXM以上で、特にOptimus口座では最大5,000倍という圧倒的なレバレッジを利用可能です。

さらに、仮想通貨のレバレッジもXMが最大500倍に対して、FXGTは最大1,000倍と高い水準になっています。

豪華なボーナスやハイレバレッジを求める方は、FXGTの法人口座がおすすめです。

\いまだけ最大30,000円のトレード資金がもらえる!/

公式サイト:https://fxgt.com/ja/

Exness

Exness_site
設立2008年
金融ライセンス英国金融監査機構(FCA)
セーシェル金融庁(FSA)
キプロス証券取引委員会(CySEC)
英領バージン諸島金融サービス委員会(FSC)
キュラソーおよびシント・マールテン中央銀行 (CBCS)
モーリシャス 金融サービス委員会(FSC)
南アフリカ金融業界行為監督機構(FSCA)
ケニア資本市場庁(CMA)
資金管理方法分別管理
最大レバレッジ無制限(実質21億倍)
スプレッド0.0pips〜
ボーナスキャンペーンなし
ゼロカットあり
日本語サポートあり
公式サイト法人口座を開設する
Exnessの法人口座開設に必要な書類
  • 申込書
  • 登記簿謄本・全部履歴事項証明書
  • 株式名簿
  • 定款
  • 株主全員の本人確認書類
  • 株主全員の現住所確認書類
  • 法人番号

Exnessは無制限レバレッジ&ロスカット水準0%というハイスペックな取引環境で、法人口座を資金効率よく運用できます。

口座タイプも豊富で、全体的にスプレッドが低水準に設定されており、コストを抑えて取引したい上級者に適しています。

XMのようなボーナスキャンペーンは一切開催されていませんが、Exnessの法人口座は非常に高スペックで、特にプロトレーダーや法人向けに優れた環境を提供しています。

なお、Exnessの法人口座を開設するには、必要書類の提出に加えて下記2つの条件を満たす必要があります。

Exnessの法人口座の開設条件
  • 個人口座を開設して取引していること
  • プレミアシグネチャー会員であること

「プレミアシグネチャー会員」になるには、「100,000ドル相当(約1,500万円)以上の入金」と「2億ドル(2,000ロット)以上の取引量」の2つが条件となるので、法人口座開設のハードルは高めです。

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公式サイト:https://www.exness.com/

AXIORY

AXIORY_site
設立2011年
金融ライセンスベリーズ国際金融サービス委員会(FSC)
資金管理方法信託保全
最大レバレッジ2,000倍
スプレッド0.0pips〜
ボーナスキャンペーンなし(不定期開催あり)
ゼロカットあり
日本語サポートあり
公式サイト法人口座を開設する
AXIORYの法人口座開設に必要な書類
  • 取締役(代表者)の本人確認書類
  • 取締役(代表者)の現住所確認書類
  • 履歴事項全部証明書(登記簿謄本)のコピー
  • 株主名簿またはすべての株主がわかる法人書類
  • 法人住所確認書類
  • 取締役決定書(取締役が2名以上の場合のみ)

AXIORYは2011年に設立された海外FX業者で、業界トップクラスの低スプレッド高い約定力を誇ります。顧客資金を信託保全で管理しているため、分別管理のXMよりも安全性が高いのが特徴です。

取引プラットフォームはMT4・MT5に加えてcTraderも利用でき、取引環境の自由度はXM以上といえます。さらに、XMが最大1,000倍のレバレッジに対して、AXIORYでは有効証拠金300,000円までは最大2,000倍を利用できるため、より高い資金効率で取引が可能です。

ただし、AXIORYでは常時開催のボーナスはなく、不定期のキャンペーンが中心です。

しかし、低コストかつ高い約定力を活かせるため、特にスキャルピングなど超短期取引をメインにする方にとっては、AXIORYの方が資金効率よく取引を進められるでしょう。

XM以外で法人口座を開設する際の注意点

XM以外で法人口座を開設する際の注意点

ここでは、XM以外の海外FX業者で法人口座を運用する際に押さえておきたい注意点を6つ紹介します。

法人化にはコストや手間がかかる

XM以外で法人口座を開設する際の注意点1つ目は、「法人化にはコストや手間がかかる」ことです。

法人口座を開設するには、まず法人を設立しなければいけません。法人化すると初期費用だけでなく毎年のランニングコストも発生します。

法人化による費用例
  • 株式会社の設立費:約22万円~(収入印紙代・登録免許税など)
  • 合同会社の設立費:10万円~(収入印紙代・登録免許税など)
  • 維持費(法人住民税・税理士顧問料・社会保険料など)

特に、「株式会社」を選んだ場合は設立費用が高額になり、維持費としても税金や社会保険料、専門家への報酬が必要です。結果的に節税メリットよりもコストの方が上回るケースも少なくありません。

このように、法人化は節税のメリットがある一方で、コストや手間が増すため、事前にシミュレーションして検討することが大切です。

XMと他業者の口座で資金を明確に分ける必要がある

XM以外で法人口座を開設する際の注意点2つ目は、「XMと他業者の口座で資金を明確に分ける必要がある」ことです。

XMの個人口座を使いながら、別の業者で法人口座を運用する場合、資金をしっかり分けて管理する必要があります。

個人口座と法人口座のお金を混在させてしまうと、税務署から「事業用資金と個人資金の区分が不明確」と指摘され、追徴課税のリスクが高まります。

XMの利益をそのまま法人の資金に移して取引に使うと、入出金の整合性が崩れてしまいます。

必ず「個人用」と「法人用」で銀行口座やウォレットを分けて、資金の流れを明確に記録しておくことが大切です。

XMの個人口座と併用すると資金効率が低下する

XM以外で法人口座を開設する際の注意点3つ目は、「XMの個人口座と併用すると資金効率が低下する」ことです。

XMで個人口座と他業者の法人口座を併用すると、資金効率が悪くなる可能性があります。

例えば、取引資金をXMと他業者に分散すると、証拠金維持率が低下し、どちらの口座でも十分なロットで取引できない状況が生じることがあります。また、入出金の記帳の手間も増えて、管理負担も大きくなりやすいです。

XMの利便性を活かしつつ、法人運用も取り入れたい場合は「どちらを主軸にするか」を明確に決めてから資金を振り分けるのがおすすめです。

海外FXの法人口座は慎重に選ぶ

XM以外で法人口座を開設する際の注意点4つ目は、「海外FXの法人口座は慎重に選ぶ」ことです。

XMでは法人口座を利用できないため、他業者で法人口座を開設することになりますが、どの業者でも良いわけではありません。

海外FX業者ごとにレバレッジやスプレッド、約定力などの取引条件は異なります。XMと同じような取引環境を求めるなら、信頼性や実績のある大手業者を選ぶべきです。

XMの代替として法人口座を開設するなら、業者選びは慎重に行いましょう。

法人口座は利益に関わらず決算・申告義務がある

XM以外で法人口座を開設する際の注意点5つ目は、「法人口座は利益に関わらず決算・申告義務がある」ことです。

XMで個人口座を使っている場合は、一定の利益が出なければ確定申告が不要なこともあります。

しかし、法人化すると利益がゼロや赤字でも毎年必ず決算書を作成し、法人税の申告をしなければなりません。また、地方税である法人住民税は最低でも年7万円程度が課税されるため、利益が出ない年でも固定費が発生します。

XMでの利益が安定していない状態で法人化してしまうと、税務や会計の義務だけが重くのしかかる可能性があるため注意が必要です。

会計処理は税理士に相談する

XM以外で法人口座を開設する際の注意点6つ目は、「会計処理は税理士に相談する」ことです。

法人化すると税金などの会計処理は個人口座と比べてかなり複雑になります。

為替差損益やスワップポイント、入出金時の海外送金手数料など、個人口座では簡易的に処理していた項目も、法人会計ではすべて正しく仕訳しなければなりません。

さらに、複数の口座を併用している場合は資金管理が複雑になり、税務調査時に不備を指摘されるリスクも高まります。

このようなリスクを避けるためにも、法人で海外FXで法人化する際は税理士に相談し、正しい会計処理の方法や節税の選択肢を確認しましょう。

XMの法人口座に関するよくある質問

XMの法人口座に関するよくある質問

XMで法人口座が開設できないのはなぜですか?

XMで法人口座を開設できない理由は明確に公表されていません。

海外版のXMなら法人口座を開設できますか?

海外版のXMであっても法人口座は開設できません。

XMの個人口座を法人口座として利用することはできますか?

XMの個人口座を法人口座として利用すること自体に問題はありません。

ただし、口座名義は個人名となるため、法人の会計処理や税務上の扱いが複雑になる点には注意が必要です。

正式に「法人口座」として認められるわけではないため、税理士など専門家に相談して運用することをおすすめします。

XM以外で法人口座を開設できるおすすめの海外FX業者は?

XM以外で法人口座を開設できるおすすめの海外FX業者は、Vantage・BigBoss・FXGT・Exness・AXIORYの5社です。

各社で安全性やレバレッジの高さ、スプレッド、ボーナスなどが異なるため、法人口座を開設する際は慎重に選ぶようにしましょう。

法人口座を開設できる海外FX業者については、「海外FXの法人口座おすすめ比較ランキング」を参考にしてください。

XMでどれくらい利益が出たら法人化を検討すべきですか?

海外FXで法人口座の開設を検討するべきタイミングは、年間の利益が900万円を超えたあたりです。

年間の利益が900万円以下の場合は法人口座よりも個人口座の方が税率が低く、法人化による恩恵を受けづらいです。

一方で、900万円を超えると個人の税率が33%、法人の税率が23.2%と法人の方が低くなるので、法人化するメリットは大きくなります。

XM以外で法人口座を開設すれば税金は安くなりますか?

XM以外の業者で法人化することで、経費計上の幅が広がり、最大税率が個人よりも低くなるケースもあります。

そのため、利益が一定以上であれば税負担を抑えやすくなります。

ただし、法人は利益が少なくても維持費用が発生するため、「税金が必ず安くなる」とは限りません。

XMでの税金対策については、「XMの税金はいくらから?計算方法や申告・税金対策のやり方を解説」を参考にしてください。

XM以外で法人口座を開設するにはどうすればいいですか?

まずは、利用したい海外FX業者を選び、法人登記簿謄本、定款、代表者の本人確認書類、法人の住所証明などを提出して審査を受ける必要があります。

必要書類や審査基準は業者ごとに異なるため、事前に公式サイトで確認しましょう。

XMアフィリエイトの法人口座を開設することはできますか?

XMアフィリエイトでも法人口座を開設することはできません。

パートナー登録は個人名義で行う必要があり、発生したIB報酬もまずは個人口座へ出金されます。

その後、必要に応じて法人名義の口座へ資金を振り替える形となります。

XMの法人口座 まとめ

XMの法人口座 まとめ

本記事では、XMで法人口座を開設できない理由や代わりとなる海外FX業者、さらに税金対策の方法について解説してきました。

XMでは2018年以降、法人口座の新規開設を停止しており、2025年現在も再開の予定はありません。そのため法人として税金対策を行いたい場合は、XMの個人口座を代用するか、他の海外FX業者で法人口座を開設する必要があります。

ただし、個人口座を法人運用に転用するのは税務署から否認されるリスクがあるため、おすすめできません。法人化には設立費や維持費といったコストもかかり、会計処理も複雑になります。

安全かつ効率的に節税を進めたい方は、法人口座に対応している他の業者を検討し、税理士へ相談しながら運用するようにしましょう。

海外FX業者特徴公式サイト
【第1位】
Vantage-trading_logo
Vantage
・最大レバレッジ2,000倍&ロスカット水準0%
・独自プラットフォーム「ProTrader」を提供
・15,000円口座開設ボーナス+120%入金ボーナスあり
法人口座を開設する
【第2位】
BigBoss_logo-mini
BigBoss
・最大レバレッジ2,222倍と業界最高水準
・仮想通貨銘柄が豊富(BigBoss限定銘柄あり)
・最大38,000円口座開設ボーナス(当サイト限定)+13,700ドル入金ボーナス
法人口座を開設する
【第3位】
FXGT_logo
FXGT
・最大レバレッジ5,000倍のOptimus口座を提供
・仮想通貨レバレッジが最大1,000倍・
豪華なボーナスキャンペーンを常時開催
法人口座を開設する
【第4位】
Exness_logo
Exness
・最大レバレッジ無制限(実質21億倍)を提供
・低スプレッドでコストを大幅に抑えられる
・金融ライセンス8種類を取得し信頼性が高い
法人口座を開設する
【第5位】
AXIORY_logo2-1
AXIORY
・信託保全で資金管理
・MT4/MT5に加えてcTraderが利用可能
・低スプレッド&高約定力でスキャルピングに最適
法人口座を開設する

(※)本記事は日本国外在住の方を対象に執筆しており、日本国内にお住まいの方は対象外です。また、本記事はあくまで海外在住者向けの情報提供を目的としており、投資に関する助言・アドバイスや勧誘行為は一切行いません。当サイトのコンテンツは、無登録の海外FX業者の利用を推奨するものではありません。日本在住の方は、金融庁へ届出を済ませている国内FX業者をご利用くださいますようお願いいたします。

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