XS.com(エックスエス)は2010年にオーストラリアで設立された海外FX業者です。2023年に「XS Ltd」を設立して日本人向けのサービス提供を開始しました。
最大2,000倍のレバレッジや狭いスプレッド、高い約定力が特徴で、特に少ない資金からスキャルピングをしたい方に人気のFX業者です。全7種類の口座タイプが用意されており、ユーザーのニーズに合わせた使い分けができます。
しかし、XS.comは日本の金融庁に未登録で警告を受けていたり、一部悪い評判が見られたりで安全性や信頼性について不安を持つ方もいるでしょう。
本記事では、XS.comのリアルな評判や、口コミから分かるメリット・デメリットを網羅的に解説します。本記事を読めば、XS.comが安全性が高い業者だと理解でき、安心して口座開設できるでしょう。
XS.com(エックスエス)の評判一覧
XS.comの悪い評判・口コミ・デメリット
まずは、XS.comの悪い評判・口コミ・デメリットを5つ紹介していきます。
口座開設ボーナスや入金ボーナスがない
XS.comのデメリット1つ目は、「口座開設ボーナスや入金ボーナスがない」ことです。
海外FX業者の魅力の一つに豪華なボーナスキャンペーンがあります。主なキャンペーンは口座開設ボーナスと入金ボーナスの2つです。
口座開設ボーナスを提供する業者なら、自己資金を入金することなくノーリスクで取引を始められます。また、入金ボーナスなら最大入金額の2倍の資金から始められるといった特徴があります。
しかし、XS.comには常時開催のボーナスキャンペーンがないため、取引を始めるには自己資金の入金が必要です。海外FX初心者の方やボーナスを使ってお得に取引を始めたい方にとって、常時開催の口座開設ボーナスや入金ボーナスがないのはデメリットでしょう。
取引量や時間によって最大レバレッジが制限される
XS.comのデメリット2つ目は、「取引量や時間によって最大レバレッジが制限される」ことです。
XS.comでは口座残高によるレバレッジ制限はありません。ただし、ダイナミックレバレッジを採用しているため、取引量に応じて自動的なレバレッジ制限を行なっています。
メジャー通貨ペアのレバレッジ制限
取引数量 | レバレッジ |
---|---|
2ロット未満 | 2,000倍 |
10ロット未満 | 1,000倍 |
50ロット未満 | 500倍 |
100ロット未満 | 200倍 |
200ロット未満 | 100倍 |
200ロット以上 | 25倍 |
マイナー通貨ペアのレバレッジ制限
取引数量 | レバレッジ |
---|---|
10ロット未満 | 500倍 |
50ロット未満 | 200倍 |
100ロット未満 | 100倍 |
200ロット未満 | 50倍 |
200ロット以上 | 25倍 |
貴金属(ゴールド)のレバレッジ制限
取引数量 | レバレッジ |
---|---|
2ロット未満 | 2,000倍 |
10ロット未満 | 1,000倍 |
50ロット未満 | 500倍 |
100ロット未満 | 200倍 |
200ロット未満 | 100倍 |
200ロット以上 | 25倍 |
また、ボラティリティに影響を与える重要なイベントや特定の時間帯にも、レバレッジ制限が実施されます。具体的には次の時間帯での新規注文は、最大レバレッジが200倍に制限されるので注意しましょう。
- 主要経済指標発表の15分前から発表10分後
- 金曜日の市場クローズ前の2時間
- 月曜日の市場オープン後の1時間
スワップフリー適用は期限付き
XS.comのデメリット3つ目は、「スワップフリー適用が期限付き」なことです。
スワップフリーとは、ポジションを持ち越す際のスワップポイントが一切発生しないことです。つまり、ポジションを持ち越してもプラスのスワップもマイナスのスワップもつきません。
そもそもスワップフリーを適用する業者は珍しく、XS.comは2024年6月にスワップフリーを導入しました。スワップフリーによって、ポジションを翌日に持ち越した際のコストが発生しないため、ポジションの長期保有がしやすくなります。
スワップフリーで取引できること自体メリットが多いことですが、XS.comのスワップフリーは5日間限定です。6日目以降の持ち越しにはスワップポイントが付与されるので、マイナススワップの銘柄を長期的に保有する場合は注意しましょう。
両建てが規約違反になり得る
- 複数口座間の両建て
- 複数業者間の両建て
- ゼロカットシステム狙いの両建て
- 経済指標・要人発言を狙った両建て
XS.comのデメリット4つ目は、「両建てが規約違反になり得る」ことです。
上記のような両建てはXS.comで禁止されており、行うと規約違反で口座凍結や利益没収といった重いペナルティが課せられてしまいます。特にEAを稼働しているときは、意図せず複数口座・複数業者の両建てに該当してしまう恐れがあるので注意が必要です。
規約違反によって口座が凍結されると、XS.comを二度と使えなくなってしまうので絶対にやらないようにしましょう。
日本語サポートの質が低い
問い合わせ方法 | 対応時間 |
---|---|
メールサポート | 平日24時間 |
XS.comのデメリット5つ目は、「日本語サポートの質が低い」ことです。
XS.comでは日本語のカスタマサポートを行なっていますが、日本人スタッフが在籍していないため、翻訳機を使った不自然な日本語となっています。そのため、海外FX初心者の方が利用する上でトラブルが発生すると、満足いく回答が得られない可能性があります。
なお、XS.comのサービスを日本人向けに提供し始めたのは2023年からです。今後日本語サポートの質が高まることに期待しましょう。
XS.comの良い評判・口コミ・メリット
続いて、XS.comの良い評判・口コミ・メリットを13つ紹介していきます。
最大2,000倍のレバレッジを使える
海外FX業者 | 最大レバレッジ |
---|---|
Exness | 無制限 |
XS.com | 2,000倍 |
XMTrading | 1,000倍 |
FXGT | 1,000倍 |
ThreeTrader | 500倍 |
AXIORY | 400倍 |
XS.comのメリット1つ目は、「最大2,000倍のレバレッジを使える」ことです。
Exnessのように無制限のレバレッジで取引できる業者を除けば、XS.comの最大レバレッジは業界トップクラスです。最大2,000倍のレバレッジというのは、日本人に人気の大手海外FX業者であるXMTradingやFXGTよりも高い水準なので、XS.comの取引環境がいかに優れているかがわかるでしょう。
国内FX業者のレバレッジは金融庁の規制により最大25倍に制限されます。しかし、XS.comをはじめとする海外FX業者には最大レバレッジの制限がありません。
少ない資金から大きく稼ぎたいという方には圧倒的に海外FXがおすすめです。中でもXS.comは2,000倍という高いレバレッジを使えて、安全性も高いので初めての方はXS.comの利用を検討しましょう。
7種類の口座タイプから選べる
口座タイプ | セント口座 | スタンダード口座 |
---|---|---|
通貨単位 | 1,000通貨 | 100,000通貨 |
最大レバレッジ | 2,000倍 | 2,000倍 |
平均スプレッド | 1.1pips〜 | 1.1pips〜 |
取引手数料 | 無料 | 無料 |
最低取引ロット | 0.01 | 0.01 |
最大取引ロット | 500 | 100 |
最大ポジション数 | 500 | MT4:500 MT5:無制限 |
ロスカット | 10% | 20% |
ゼロカットシステム | あり | あり |
取引ツール | MT5 | MT4・MT5 |
XS.comのメリット2つ目は、「7種類の口座タイプから選べる」ことです。大きく一般向け口座・プロ向け口座・パートナー対象の口座の3つに区分され、計7種類の口座タイプがあります。
7種類の口座はそれぞれ取引商品やスプレッド、取引ツールなどに違いがあります、なお、XS.comの特徴でもある最大2,000倍のレバレッジは全ての口座タイプが対象です。
海外FXが初めての方はスタンダード口座、スキャルピングをしたい方はエリート口座もしくはプロ口座を利用しておけば間違いないでしょう。
約定力が高く約定拒否やスリッページがほとんどない
XS.comのメリット3つ目は、「約定力が高く約定拒否やスリッページがほとんどない」ことです。
約定力とは、注文通りに約定する力のことで、約定率や約定スピードから判断します。約定力が低いとチャンスを逃したり、不利な位置で注文が確定してしまったりする可能性があります。
XS.comはLP(リクイディティ・プロバイダー)としてのネットワークを活かすことで、迅速かつ優良価格での取引執行を実現しています。スリッページが最小限に抑えられるため、他社の約定力にお悩みの方はXS.comへの乗り換えを検討してみると良いでしょう。
中でもXS.comのプロ口座は約定力の高さが評判です。約定力が重要になるスキャルピングをするなら、XS.comのプロ口座がおすすめです。
全体的にスプレッドが狭く取引手数料も安い
口座タイプ | USDJPY | EURUSD | GBPUSD |
---|---|---|---|
スタンダード口座 | 1.2pips | 1.1pips | 1.2pips |
セント口座 | 1.2pips | 1.1pips | 1.2pips |
エリート口座 | 0.8pips + $6 | 0.7pips + $6 | 0.8pips + $6 |
プロ口座 | 0.8pips | 0.7pips | 0.8pips |
VIP口座 | 0.2pips + 手数料 | 0.1pips + 手数料 | 0.2pips + 手数料 |
エクストラ口座 | 2.2pips | 2.1pips | 2.2pips |
クラシック口座 | 1.7pips | 1.6pips | 1.7pips |
XS.comのメリット4つ目は、「全体的にスプレッドが狭く取引手数料も安い」ことです。
XS.comでは7種類の口座タイプから選べますが、全体的に狭いスプレッドで取引できます。スプレッドは取引時に必ずかかるコストなので、狭い方が当然利益を出しやすいです。
中でもプロ口座とVIP口座が最も安いコストで取引できます。取引回数の多いスキャルピングトレーダーにとっては、この2つの口座タイプが最適でしょう。
なお、エリート口座とVIP口座ではスプレッドに加えて外付けの取引手数料がかかります。ただし、取引手数料も安いので、トータルコストも安く済みます。
取扱銘柄が多く取引の幅が広がる
商品・銘柄 | 種類 |
---|---|
FX通貨ペア | 45種類 |
仮想通貨CFD | 10種類 |
貴金属CFD | 6種類 |
株式CFD | 約700種類 |
株式指数CFD | 13種類 |
エネルギーCFD | 3種類 |
コモディティCFD | 8種類 |
XS.comのメリット5つ目は、「取扱銘柄が多く取引の幅が広がる」ことです。
XS.comは45種類のFX通貨ペアをはじめ、幅広いCFD銘柄で取引できます。中でも仮想通貨CFDや貴金属CFDはFX通貨ペアと比べてボラティリティが大きいため、FXトレーダーにも人気があります。
取扱銘柄が多いということは、その分トレードのチャンスも多くなるということです。また、損失リスクを分散させたり、トレード戦略を広げたりという意味でも、取扱銘柄が多いのはメリットでしょう。
仮想通貨FXは土日も取引できる
投資の種類 | 取引可能な時間 |
---|---|
仮想通貨 | 24時間365日 |
株式投資 | 平日9:00〜15:00 |
FX | 平日24時間 |
XS.comのメリット6つ目は、「仮想通貨FXは土日も取引できる」ことです。
仮想通貨は平日9:00〜15:00、FXは平日24時間など、取引できる時間が制限されます。それに対して、仮想通貨は土日関係なく、24時間365日取引を行えるため、自身のライフスタイルに合わせて投資できるのが特徴です。
例えば、平日仕事で忙しく取引する時間が取れない方でも、仮想通貨なら土日などの休日に集中して取引することも可能です。
XS.comは10種類の仮想通貨CFDを取り扱っており、ビットコインやイーサリアムなどを中心に土日も取引できます。今後も銘柄の種類が増える可能性が高いので、仮想通貨FXをしたい方に最適なブローカーと言えるでしょう。
スキャルピングやEAの利用に縛りがない
XS.comのメリット7つ目は、「スキャルピングやEAの利用に縛りがない」ことです。
海外FXでは、サーバーに過度な負荷をかけるようなスキャルピングやEA(自動売買)など、業者にとって不利になるような取引が禁止・規制されるのが一般的です。
XS.comではスキャルピングが全面的に認められており、回転率の高い短期的な取引を何度繰り返しても、口座凍結されたり出金拒否されたりする恐れがありません。また、EAの利用に関しても一切制限がないため、システムトレードをメインにしたい方にもおすすめです。
全ての銘柄でストップレベルがゼロ
海外FX業者 | USDJPY | EURUSD | GBPJPY |
---|---|---|---|
XS.com | 0.0pips | 0.0pips | 0.0pips |
FXGT | 3.2pips | 2.8pips | 5.9pips |
BigBoss | 1.0pips | 1.0pips | 1.0pips |
iFOREX | 3.8pips | 4.7pips | 7.3pips |
XMTrading | 0.0pips | 0.0pips | 0.0pips |
XS.comのメリット8つ目は、「全ての銘柄でストップレベルがゼロ」なことです。
ストップレベルとは、指値注文や逆指値注文などの予約注文をする際に、現在の価格から最低限離さないといけない値幅のことです。例えば、1ドル=155.00円でストップレベルが2.0pipsだとすると、予約注文で設定できるレートは155.02円、もしくは154.98円からになります。
ストップレベルが広めに設定されていると、小さい値幅を狙うスキャルピングなどで不利になりやすいです。XS.comでは全口座タイプ・全銘柄でストップレベルがゼロなので、予約注文時の値幅に一切の制限がありません。
そのため、特にスキャルピングを行う上では、ストップレベルゼロで取引できる環境は大きなメリットと言えるでしょう。
高精度なPAMMが用意されている
XS.comのメリット9つ目は、「高精度なPAMMが用意されている」ことです。
PAMM(Percentage Allocation Money Management)とは、経験豊富なトレーダーが代わりに取引を行うトレーディングツールです。手数料はかかりますが、経験豊富なトレーダーの取引をコピーできるため、トレード未経験者の方やトレードする時間がない方でも利益を出しやすい傾向にあります。
PAMMの口座運用者になるには、FX会社の審査に合格する必要があり狭き門です。運用者が利益を出さないとFX会社の利用者が減ってしまうため、FX会社としても優秀なトレーダーを集めています。
PAMMを提供している海外FX業者は決して多くないので、興味のある方はXS.comを利用してみるのが良いでしょう。
ゼロカットシステム完備で追証のリスクなし
XS.comのメリット10つ目は、「ゼロカットシステム完備で追証のリスクがない」ことです。
ゼロカットシステムとは、急激な価格変動等で口座残高がマイナスになったときに、マイナス残高をXS.com側が補填してくれるシステムです。
国内FXでは金融庁の規制により、トレーダーの損失を補填することが禁止されています。そのため、マイナス残高になると追証と呼ばれる借金が発生してしまいます。
しかし、XS.comをはじめとする海外FXには基本的にゼロカットシステムがあるため、たとえ2,000倍のハイレバトレードでも追証のリスクがありません。最大でも入金額までの損失に抑えられるため、リスクを限定した上で大きなリターンを狙えます。
MT4・MT5どちらも利用できる
項目 | MT4 | MT5 |
---|---|---|
リリース | 2005年 | 2010年 |
動作速度 | やや遅い | 早い |
時間足 | 9種類 | 21種類 |
描画ツール | 31種類 | 44種類 |
標準搭載のインジケーター | 30種類 | 38種類 |
カスタムインジケーター | 多い | やや少ない |
EAの種類 | 多い | やや少ない |
XS.comのメリット11つ目は、「MT4・MT5どちらも利用できる」ことです。
MT4・MT5とはFXの取引で利用できるプラットフォームのことで、主に海外FXの取引ツールとして使われています。MT5は利用できるFX業者が限られますが、XS.comではMT4・MT5の両方が利用可能です。
MT5はMT4の後継としてリリースされ、動作速度や時間足の種類の多さなどに特徴があります。また、2024年現在も頻繁にアップデートが行われているため、今後も使い勝手が良くなる可能性が高いです。
裁量取引をメインで行うならMT5、システムトレードをメインで行うならMT4という使い分けがおすすめです。
1アカウントにつき各口座タイプ毎に最大10口座まで保有できる
- 異なる口座タイプを試せる
- 異なる最大レバレッジを使い分けてリスクをコントロールできる
- 日本円以外の通貨も稼げる
XS.comのメリット12つ目は、「1アカウントにつき各口座タイプ毎に最大10口座まで保有できる」ことです。
XS.comには5種類の口座タイプがあり、各口座タイプでスペックや特徴が異なります。5種類の口座タイプをそれぞれ10口座(最大50口座)まで開設できるため、各口座タイプの強みを活かした使い分けが可能です。
また、複数口座を開設して、各口座に資金を分散させておけば、リスクヘッジにもなります。XS.comはゼロカットシステム採用により、追証のリスクもありません。
各口座タイプの強みを活かして口座を使い分けたい方や資金をリスクヘッジのために分散させたい方にとっては、複数口座を開設できるXS.comは魅力的なブローカーでしょう。
賞金ありのデモ口座トレード大会が定期的に開催される
XS.comのメリット13つ目は、「賞金ありのデモ口座トレード大会が定期的に開催されている」ことです。XS.comのデモ口座を使って取引を行い、成績上位の方に賞金や商品が贈られるという大会です。
- XS.comで新規口座開設をする
- XSクライアントエリアから参加申し込みを行う
- 大会期間中にデモ口座でトレードする
- 上位に入賞すれば賞金や賞品が獲得できる
大会によって規模が異なりますが、賞金総額100万円、優勝賞金25万円といった高額の賞金がノーリスクで獲得できる可能性があります。デモ口座を使って取引を行うので、参加費は無料でかつ自己資金を口座に入金する必要もありません。
デモ口座はFX取引の練習に最適な口座ですが、どれだけ取引してもリアルマネーを稼ぐことはできません。しかし、XS.comのデモ口座トレード大会に参加すれば、FX取引の練習をしながら賞金を獲得できるチャンスがあります。
XS.comの安全性・信頼性を10つの特徴から独自評価
「XS.comは海外のFX業者だから危険じゃないの?」「XS.comにお金を入金しても本当に大丈夫?」など、XS.comの安全性や信頼性に疑問を持つ方もいるでしょう。
ここでは、XS.comの安全性や信頼性について、上記10つの特徴から解説していきます。
XS.comの会社概要
項目 | 概要 |
---|---|
運営会社 | XS Ltd(セーシェル共和国) |
設立 | 2010年 |
所在地 | Office No. 13, Third Floor, Ebrahim Building, Victoria, Mahe, Seychelles |
日本語サポート | あり |
公式サイト | https://www.xs.com/jp/ |
XS.comは2010年にオーストラリアで設立された海外FX業者です。日本人向けにサービスを提供するのは「XS Lad」という会社で、セーシェル共和国を拠点としています。
グループ会社は14年の運営実績がありますが、日本人向けにサービスを提供し始めたのは2023年からで現時点で1年の実績です。
また、日本人スタッフが在籍していないため、日本語サポートの評判は決して良くありません。翻訳機を使った不自然な日本語での対応になるため、海外FX初心者の方にとっては不便に感じる方も多いでしょう。
海外FX口コミサイトFPAにはレビューなし
海外FX業者の評判をチェックするときに参考になるサイトとして、FPA(Forex Peace Army)があります。
しかし、現在XS.comの評判・レビューは1件もありませんでした。海外FXの大手であるXMTradingが688件、Exnessが547件のレビューがある中、2010年から運営しているXS.comはまだ1件もないことからも、海外での知名度も決して高くないことがわかります。
とはいえ、XS.comは海外の金融系雑誌で様々な賞を受賞していることを考えると、一部のトレーダーからは高い信頼を得ていると言えるでしょう。
設立が2010年で14年の運営実績がある
XS.comは2010年設立で、14年の運営実績がある海外FX業者です。
FX業者が長い間運営し続けるには、トレーダーからの信頼や資金力が必要です。特にスプレッドや手数料が業者の収入源となっている海外FXでは、トレーダーに口座開設してもらうだけでなく、取引を継続してもらわないと収益が上がりません。
トラブルが頻発するような業者はもちろん、取引条件が悪すぎる業者もトレーダーが離れる原因となり、長期的に運営することができなくなります。実際に2年以内に破綻する業者がほとんどです。
XS.comが日本人向けにサービスを提供し始めたのは2023年なので、日本人の知名度はまだ高くありません。しかし、グループ会社は14年間運営を続けられているということで、業者としての安全性や信頼性が高いと言えます。
XS.comの取引は安全!違法性はなし
結論から言うと、XS.comで取引することに違法性はありません。
金融庁の公式HPや金融商品取引法を見ると、海外FX業者を規制する記載はあります。しかし、トレーダーの行動を制限・違法として取り締まっている記載はありません。
XS.comグループは2010年から運営している実績ある老舗ブローカーです。これまで悪質な出金拒否や利益没収の噂がないことからも、安全性は高いと言えます。
さらに、ゼロカットシステムによって入金額以上の損失が出ないため、追証リスクのある国内FXよりも安全という見方もできるでしょう。
グループ全体で5種類の金融ライセンスを取得済み
運営会社 | 金融ライセンス |
---|---|
XS Ltd | セーシェル金融サービス機構(FSA) |
XS Prime Ltd | オーストラリア証券投資委員会(ASIC) |
XS Markets Ltd | キプロス証券取引委員会(CySEC) |
XS ZA (Pty) Ltd | 南アフリカ金融行動監視機構(FSCA) |
XS Finance | ラブアン金融サービス機構(Labuan FSA) |
XS.comはグループ全体で5種類の金融ライセンスを取得しています。
日本人ユーザーに対してサービスを提供する「XS Ltd」はセーシェル金融サービス機構(FSA)のライセンスを取得済みです。FSAの金融ライセンスはXMTradingやExnessなど、大手海外FX業者が数多く取得している金融ライセンスです。
また、FSAの金融ライセンスの他に、グループではASIC・CySEC・FSCA・Labuan FSAの金融ライセンスを保有しています。中でもASICやCySECは審査が厳しく権威ある金融ライセンスとして評判が高いです。
XS.comは複数の権威ある金融ライセンスを取得していることからも、安全性が高く、信頼できる企業と言えるでしょう。
権威ある金融系雑誌から表彰実績あり
- 北アフリカ最優秀マルチ・アセット・ブローカー(モロッコ、カサブランカ)
- ブローカー・オブ・ザ・イヤー(アラブ首長国連邦、ドバイ)
- 世界的に影響力あるブランド(イギリス、ロンドン)
- 最も信頼できるブローカー賞(オマーン、マスカット)
- アジア最優秀マルチアセット・ブローカー(ベトナム、ホーチミン)
XS.comは権威ある金融系雑誌から表彰実績があるなど、信頼性を裏付ける実績が数多くあります。
上記の受賞歴は一部で、その他にも数々の賞を受賞しています。日本ではあまり知名度が高くないXS.comですが、世界からどれだけ評価されているかは受賞歴を見ればわかるでしょう。
XS.comの長い運営実績と透明性の高い取引環境は、多くのトレーダーから信頼を得ています。その他にも、XS.comは毎年数々の賞を受賞していることから、安心して利用できるブローカーということがわかるでしょう。
最大500万ドルの民事賠償保険に加入している
XS.comは、第三者機関から義務付けられていないにも関わらず、自主的にロイズ・オブ・ロンドンの民事賠償保険に加入しています。この保険により、ライセンスだけでなく補償の面からも安心できます。
XS.comが加入している民事賠償保険では、1万ドルを超える損害や破産時に最大500万ドル(約8億円)までの損害をカバーするという内容です。この保険は不作為・詐欺・過失・および顧客の経済的損失につながる多様なリスクをカバーできる補償内容になっているのが大きな特徴です。
たとえXS.comが破産していない場合でも、この補償保険を執行できるため、信託保全以上に安全とも言えるでしょう。
顧客資金は分別管理|信託保全はなし
資金管理方法 | 詳細 | 顧客資産の保証 |
---|---|---|
分別管理 | 顧客の資産とFX業者の運営資金を別の口座で管理する。 | 保証されない |
信託保全 | 顧客の資産を信託銀行などに預託して管理する。 | 100%保証される |
XS.comは顧客から預かった資金を「分別管理」で管理しており、信託保全はありません。
分別管理とは、顧客の資金をFX業者の運営資金と別の口座で管理する方法です。信託銀行に預けて管理する「信託保全」と比べると信頼性が低くなっています。
国内FXでは「信託保全」による資金管理が義務付けられていますが、海外FXでは義務付けられていません。XS.comに限らずほとんどの海外FX業者が信託保全ではなく、分別管理を採用しています。
信託保全と比べると信頼性は低いものの、顧客資金に手をつけていないことからも経営には余裕があることが伺えます。ただし、分別管理を採用するXS.comが万が一倒産した場合には、口座に預けたお金が返ってこない可能性があることは覚えておきましょう。
過去に出金拒否・利益没収の悪評がない
- 複数口座の両建て
- 複数業者の両建て
- 経済指標前後のみを狙ったハイレバトレード
- レートエラーを狙った取引
- ボーナスの不正取得や利用
- サーバーに過度な負荷をかける取引
XS.comには、これまで出金拒否や利益没収などの悪評がありません。
ネットやSNS上には「出金拒否された」「出金までかなりの時間がかかった」といった口コミがありますが、トレーダー側に原因がある場合がほとんどです。
基本的には「出金ルールを守っていない」「規約違反をした」というのがXS.comで出金拒否される原因です。なお、XS.comの規約に違反すると出金拒否だけでなく、口座凍結という最も重いペナルティが課せられる場合があります。
出金拒否を防ぐためにも、XS.comの禁止事項を確認してから取引しましょう。
取引方式はNDD方式で透明性が高い
比較項目 | NDD方式 | DD方式 |
---|---|---|
業者の介入 | ほとんど介入しない | 介入する |
約定力 | 高い | 低い |
スプレッド | やや広い | 狭い |
業者側の利益 | スプレッド・手数料など | ユーザーの損失 |
採用している業者 | 海外FXに多い | 国内FXに多い |
XS.comは取引方式で、透明性の高いNDD方式を採用しています。NDD方式は海外FX業者に多く、DD方式は国内FX業者に多い取引方式で、両者の違いは上記のとおりです。
国内FX業者に多いDD方式は、トレーダーの注文に業者が介入する上に、ユーザーの損失が業者の利益になるため、取引の透明性が高いとは言えません。
それに対して、XS.comが採用するNDD方式はトレーダーの注文に業者が介入しないため、DD方式と比べて約定力が高く、悪質な約定拒否やスリッページが発生しません。業者の利益もユーザーの損失ではなくスプレッドや手数料なので、透明性が高いです。
NDD方式を採用するFX業者はスプレッドや手数料が主な利益になるため、スプレッドが広いというデメリットがあります。ただし、プロ口座などスプレッドが狭い口座を利用すればそこまで大きなデメリットにはならないでしょう。
XS.comの始め方・やり方
ここからは、XS.comの口座開設からMT4・MT5のダウンロード、入出金方法まで網羅的に解説していきます。
XS.comの口座開設・登録方法|必要書類も紹介
XS.comの口座開設・登録方法
①名(ローマ字) | 名前をローマ字で入力する |
---|---|
②性(ローマ字) | 名字をローマ字で入力する |
③国 | 居住国を選択する |
④電話番号 | 携帯電話番号を入力する |
⑤メール | メールアドレスを入力する |
⑥パスワード | パスワードを8字位以上の半角英数字で入力する |
⑦パスワード確認 | パスワードを再度入力する |
まずは、XS.comの口座開設フォームにアクセスして、必要事項を入力します。上記7つを入力し、同意事項にチェックを入れたら、「次へ」をクリックしましょう。
続いて、メールアドレス宛に届く「PINコード」を上記画面で入力します。入力後は「次へ」をクリックしましょう。
①生年月日 | 生年月日を選択する |
---|---|
②性別 | 性別を選択する |
③国籍 | 国籍を選択する |
④税務上の居住国 | 税務上の居住国の質問に回答する |
続いて、プロフィール詳細を入力していきます。上記4つの質問に回答して「次へ」をクリックしましょう。
最後に本人確認書類を提出しましょう。XS.comの本人確認では「身分証明書」と「住所証明書類」の2点が必要です。
身分証明書
- 運転免許証
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 住民基本台帳カード
- パスポート
住所証明書
- 各種健康保険証
- 公共料金の請求書・領収書
- 銀行およびクレジットカード会社の利用明細書や請求書
- 住民票や印鑑登録証明書
- 納税関係書類
書類のアップロードが完了したら、書類審査が完了するまで待ちましょう。
XS.comのMT4・MT5ダウンロード・ログイン方法
XS.comのMT4・MT5ダウンロード・ログイン方法
まずは、XS.comのプラットフォームダウンロード画面から、利用したいOSのMT4・MT5をダウンロードします。(※ここでは、例としてWindows版のMT4をダウンロードします。)
MT4・MT5のダウンロードが完了したら、インストーラーを起動します。セットアップ画面が表示されたら「次へ」をクリックし、インストール完了まで待ちましょう。
入力する項目 | 内容・詳細 |
---|---|
ログインID | ログインIDを入力 |
パスワード | パスワードを入力 |
サーバー | 取引サーバーを選択 |
インストールが完了すると、自動でMT4・MT5が起動します。MT4・MT5へのログインに必要な上記3つの情報を入力・選択して「ログイン」をクリックしましょう。
XS.comの入金方法・手数料・反映時間一覧
入金方法 | 最低入金額 | 手数料 | 反映時間 |
---|---|---|---|
国内銀行送金 | 6.63USD | 無料 | 約1時間以内 |
国際銀行送金 | 250USD | 無料 | 1〜7営業日 |
ビットウォレット | 3,000JPY | 無料 | 約30〜45分以内 |
クレジット・デビットカード | 20USD | 無料 | 即時 |
仮想通貨 | 50USD | 無料 | 約30分以内 |
スティックペイ | 10USD | 無料 | 約1時間以内 |
パーフェクトマネー | 50USD | 無料 | 約30〜45分以内 |
XS.comの7種類の入金方法に対応しており、それぞれの最低入金額・手数料・反映時間をまとめたのが上の表です。
全ての入金方法で手数料無料ですが、銀行送金を利用する場合、銀行側で発生する振込手数料は自己負担になります。
また、利用するオンラインウォレットや仮想通貨によっては入金の際に手数料がかかることがあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
XS.comの出金方法・手数料・着金時間一覧
出金方法 | 最低出金額 | 手数料 | 着金時間 |
---|---|---|---|
国内銀行送金 | 6.69USD | 無料 | 1営業日 |
国際銀行送金 | 250USD | 無料 | 1〜7営業日 |
ビットウォレット | 3,000JPY | 無料 | 約30〜45分以内 |
クレジット・デビットカード | 5USD | 無料 | 10営業日 |
仮想通貨 | 10USD | 無料 | 約30分以内 |
スティックペイ | 10USD | 無料 | 約30分以内 |
パーフェクトマネー | 15USD | 無料 | 約30〜45分以内 |
XS.comは7種類の出金方法に対応しており、それぞれの最低出金額・手数料・反映時間をまとめたのが上の表です。
出金方法は入金方法と同じものが用意されていますが、基本的に入金額までは同じ方法で出金する必要があります。例えば、クレジットカードで10万円入金したら、10万円までは同じカードへの返金処理が必要となり、返金完了後に利益分の出金が可能になります。
基本的に全ての出金方法において手数料が無料です。しかし、利用するオンラインウォレットや仮想通貨によって別途手数料がかかる可能性があるので、事前に確認しておきましょう。
XS.comの評判・口コミ・安全性まとめ
本記事では、XS.comの評判と口コミから分かるメリット・デメリットや安全性について網羅的に紹介してきました。
XS.comは最大2,000倍のレバレッジ&狭いスプレッドが特徴の海外FX業者で、特にスキャルピングトレーダーから愛用されています。7種類の口座タイプが用意されており、ユーザーニーズに合わせた使い分けができるのも特徴です。
また、XS.comを利用することに違法性はなく、トレーダーが罪に問われる心配もありません。グループ全体で5種類の金融ライセンスを所持していることからも、安全性の高さが伺えます。
XS.comには常時開催のボーナスキャンペーンがなく、取引を始めるには自己資金が必要です。少ない資金から2,000倍のレバレッジを使って大きなリターンを狙いたい方は、ぜひXS.comでの取引を体験してみてください。
安全に取引できる海外FX会社を独自評価し、おすすめの海外FX業者ランキングを作成しました。XS.com以外の海外FX口座の開設を検討している方は、下記のランキングを参考にしてください。
海外FX業者おすすめランキング!初心者からプロまで使える人気の口座を比較【2024年最新版】
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